<MKイルミネーションNEWS 12月号> イルミネーション現場レポート第1弾!
「弊社プロデュースの光のイベント」

いつもお世話になっております。
MK Illumination NEWSをご覧いただきありがとうございます。

12月に入ってイルミネーションの施工はほどんと終わり、世界各地でイルミネーションがスタートし、夜になると煌びやかな街並みや施設を多く見るようになりました。
弊社でプロデュースしているイルミネーション、光のイベントもスタートしています。

みなさまは他社・他県のイルミネーションを見に行くことはありますでしょうか?
本メルマガを執筆しているイルミネーションデザイナーは毎年国内・国外のいろんな現場を見に行っています。

そこで今回から3回に渡り、
1.「弊社プロデュースの光のイベント」
2.「イルミネーション視察レポート」
3.「2024MKイルミネーション採用事例」
と、イルミネーションの現場レポートをお届けいたします。

見に行かなくても満足できるほどの、たくさんの写真でご紹介いたしますが、ぜひ気になるものは実際に足を運んでいただき現場の雰囲気を感じて、周囲の人々の反応や行動を観察して、今後のプランニングの参考にしていただければと思います。

ぜひ最後までお読みいただき、弊社プロデュースの光のイベント会場へもお越しいただけたらと思います。

今回は、弊社プロデュースの光のイベントのご紹介。
和歌山で開催をスタートし、千葉・栃木・新潟・⻘森・島根など全国で開催。過去7年間の累計入場者数は関係イベント含め80万人以上の方々が訪れた「フェスタ・ルーチェ」が四国初開催の愛媛県で始まりました。
和歌山での開催は今年で8年目。和歌山の冬の風物詩となっています。

では、まずは和歌山会場のご紹介です。


フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ

~本当のクリスマスに出逢える場所~「フェスタ・ルーチェ」
今年のテーマは「VIVID CHRISTMAS」

フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティのエントランス

前回の本メルマガでもお話ししましたが、「VIVID」で色鮮やかでカラフルなクリスマスイルミネーションの世界へ皆様をお連れしたい、との想いがありますが、実は、裏のテーマがあります。
それはオーストラリアのシドニーで毎年行われているVIVIDシドニーという光のイベントです。

シドニーのランドマークや公共スペースなどがライトアップされ、音楽イベントやトークセッション、アーティストによる光を使った創造的な作品が展示され、国内外からたくさんの観光客が訪れます。
和歌山も是非そんな街にしたい!冬がワクワクする街になればいいなと思っています。

会場の見どころも前回の本メルマガでお伝えしましたが、ちょっと違う目線でいくつかご紹介いたします。

フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティで行われているマッピングの様子1
フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティで行われているマッピングの様子2

[CASTLE PROJECTION MAPPING]

会場の光のコンテンツは、毎年恒例のプロジェクションマッピングが、1時間に1回公演からいつでも見られるプロジェクションマッピングになりました。

そのため、周囲のイルミネーションは映像に支障が無いように明るさを抑えつつも見栄えが劣ったり暗くならないように、場所を検討したり、調光プログラムでメリハリを付けました。

フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティに設置された[Cone Struct]

[Cone Struct]

円錐型の形状に合わせて絵柄を出しています。最もTwinklyらしい使い方かと思います。

また、[Cone Struct]にも使われている今年の新商品の”スマホで簡単マッピングするイルミネーション”「Twinkly Plus」
会場の数箇所で使用していますが、使用場面によってデザイン面・特徴・メリットなど色々な発見がありました。

フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティに設置された[Prism Cave]

[Prism Cave]

三角形が組み合わさった金属製のストラクチャーに這わせた「Twinkly Plus」。
カラーで何かの絵柄を再現する方法ではありませんが、4色で構成される[String Lite 100 – 10m Multi color]とは違ったカラフルなイメージを作ることができます。

フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティのアトラクションの柵に取り付けられたTwinkly Plus1
フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティのアトラクションの柵に取り付けられたTwinkly Plus2

[Lighting Park]

アトラクションの外周に取り付けられた「Twinkly Plus」。スペースや位置によりマッピングが不可能なシチュエーションもあります。
その際は、デフォルトの自動プログラムを採用し、マッピング不要でカラフルな演出プログラムを設定することが可能です。

Twinkly Plus Webサイトはこちら ≫ String Lite Multi colorはこちら ≫
フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティで使われているRope Lightのイメージ1
フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティで使われているRope Lightのイメージ2
フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティで使われているRope Lightのイメージ3

[Rope Light-ロープライト]も会場各所で活躍しています。
柔軟で扱いやすく曲げにも強いMK Illuminationのロープライトなら、再現度の高いロゴやキャラクターを制作可能です。


フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城

11月16日(土)よりフェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城がスタートしました。
テーマは「自然あふれる夜の森道をナイトウォーク」。

フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城の実際の様子1
フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城
Webサイト ≫

えひめこどもの城は約35ヘクタールの自然豊かな場所です。城内1kmの、イルミネーションイベントにしては長い道のりを光の演出で彩りました。

点灯式には多くの方にご来場いただきナイトウォークを楽しんでいただきました。

フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城の実際の様子2
フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城の実際の様子3
フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城の実際の様子4
フェスタ・ルーチェ in えひめこどもの城の実際の様子5

けやきライトパレードby FeStA LuCe

今年で2年目の「けやきライトパレードby FeStA LuCe」
昨年のLED75万球から25万球増の100万球に、また点灯させる樹木の数も昨年の278本から351本とスケールアップし、和歌山に日本一のイルミネーションストリート(※1)が誕生しました。
(※1)一般国道、都道府県道、市区町村道において連続的に取り付けられるLEDの球数として、2024年11月和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会調べ。

けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式の様子1
けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式の様子2
けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式の様子4

開催初日には、けやき大通りの一部区間を歩行者天国とし、17時30分からオープニングセレモニーと点灯式をけやき大通りの特設ステージで開催し、多くの人で賑わいました。

けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式の様子5
けやきライトパレードby FeStA LuCeと和歌山城

「けやきライトパレードby FeStA LuCe」には、”もっと明るい和歌山をみんなで創ろう!”という想いがあります。

けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式で行われたけやきダンスパレードの様子1
けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式で行われたけやきダンスパレードの様子2

・オリジナルソング「LIGHT PARADE」と子どもを中心に60名が参加したけやきダンスパレード

けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式で和歌山バス株式会社と コラボレーションした「イルミネーションバス」1
けやきライトパレードby FeStA LuCeの点灯式で和歌山バス株式会社と コラボレーションした「イルミネーションバス」2

・和歌山バス株式会社と コラボレーションした「イルミネーションバス」

けやきライトパレードby FeStA LuCeに協力している飲食店舗1
けやきライトパレードby FeStA LuCeに協力している飲食店舗2

・周辺飲食店100店舗以上がけやきライトパレード協力店舗に。また、けやきライトパレード期間中に行われるデジタルスタンプラリー 「けやきスタンプパレード」も。

・「夜に出かけよう、NIGHT OUTしよう!」10社以上が参加するまちづくり研修プログラム
など、さまざまな取り組みが行われていますが、初年度からお伝えしている通り”イルミネーションはあくまでも「インフラ」”。
今はまだ寂しさもあるけやき大通り。空き家や空きテナントも目立ちます。
いつもの通りがイルミネーションで明るく彩られることで、街の人々にどのような行動や心境の変化が生まれるか。
光を中心に人が集えば、経済が活性化し、和歌山が賑わうことにつながることを願い、継続しています。

けやきライトパレードWebサイト  ≫

白良浜ライトパレードby FeStA LuCe

白良浜ライトパレードby FeStA LuCeの実際の様子1
白良浜ライトパレードby FeStA LuCeの点灯式の様子

ライトパレードは和歌山の紀南へも続いています。
延長620mに渡る白砂の浜を光と音で彩るライトアッププロジェクト「SHIRARAHAMA LIGHT PARADE by FeStA LuCe」
こちらも昨年に続き2年目の開催となります。

白良浜での美しいマジックアワーからナイトタイムを満喫できるよう、光とゆったりとしたアンビエントミュージックで織りなす演出と、10分毎に約3分間、アップテンポな音楽とカラフルな照明演出を行い、冬の白良浜を光と音で彩ります。

白良浜ライトパレードby FeStA LuCeの実際の様子2
白良浜ライトパレードby FeStA LuCeの実際の様子3
白良浜ライトパレードby FeStA LuCeの実際の様子4
白良浜ライトパレードby FeStA LuCeの実際の様子5

ライトパレードが白浜の冬の風物詩になり、白浜全体がひとつになって、白良浜を中心に光で街を明るくし、地域住民の皆様はもちろん、訪れる観光客の皆様にも感動と喜びを与えることを目指しています。

夏のビーチのイメージが強い白浜ですが、白良浜には観光資源が多くあります。
町内の足湯6か所を巡る「南紀白浜百光歩湯&あしゆラリー」
温泉施設では白良浜ライトパレード特別プランも組まれています。ライトパレードが白浜の冬の風物詩になり、白浜全体がひとつになって、白良浜を中心に光で街を明るくし、地域住民の皆様はもちろん、訪れる観光客の皆様にも感動と喜びを与えることを目指しています。

白良浜ライトパレードby FeStA LuCe周辺にある観光スポット1
白良浜ライトパレードby FeStA LuCe周辺にある観光スポット2
白良浜ライトパレードby FeStA LuCe周辺にある観光スポット3
白良浜ライトパレード Webサイト ≫

和歌山城~光の回廊~

和歌山城~光の回廊~の実際の様子1

イルミネーションではなくライティングのプロジェクトになりますが、夜の和歌山城公園を光で彩る和歌山城~光の回廊〜が11月24日(日)からスタートしました。
けやきライトパレードと光の演出で連動しており、ウォーカブルに夜の和歌山城公園をお楽しみいただけるようになっています。

和歌山城~光の回廊~の実際の様子2
和歌山城~光の回廊~の実際の様子和歌山城~光の回廊~の実際の様子3
和歌山城~光の回廊~の点灯式の様子
和歌山城~光の回廊~で行われている演出1
和歌山城~光の回廊~で行われている演出2
和歌山城~光の回廊~で行われている演出3
和歌山城~光の回廊~で行われている演出4

和歌山城ドローンショー
「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」

和歌山城~光の回廊~の点灯式の日に行われた和歌山城ドローンショー「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」の様子1

「和歌山城~光の回廊~」のライトアップを記念した点灯式に合わせ、和歌山城初、また和歌山開催で最大となる400機のドローンショー 「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」を特別開催しました。

写真でも見られるように、当日には溢れる人、人、人。
和歌山城としては知る限り初めての来場者数だったかと思います。それはドローンショーへの期待とともに、前日のけやきライトパレード、和歌山城~光の回廊~からの冬の和歌山への期待もあるのだと感じました。

和歌山城~光の回廊~の点灯式の日に行われた和歌山城ドローンショー「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」の様子2
和歌山城~光の回廊~の点灯式の日に行われた和歌山城ドローンショー「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」の様子3
和歌山城~光の回廊~の点灯式の日に行われた和歌山城ドローンショー「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」の様子4

そして何よりも、どの地での開催においても、自分たちの街を盛り上げよう!という想いを持った人たちとプロジェクトを一緒に創ることは、私たちにとっても心に響くことがあったり、やりがいを感じたり、もっと良くしたいという向上心など良い相乗効果が生まれていると実感しています。

「光がある所に人は集まる。そこで出会いが生まれ、街に活気が生まれる」

和歌山でフェスタ・ルーチェをスタートした8年前、いや それ以前からのこの考えは変わらず、私たちはその”光”の存在の意義を考え続け、光らせる側として”光”のクオリティを向上させる努力もし続けていきたいと思っています。


いかがでしたでしょうか?
各箇所でイルミネーションやライティングイベントの点灯が始まるにあたり、企画段階から施工・開催時のご来場風景を見ていると、今年はさらに光の凄さを知る機会が多い年となりました。

その雰囲気を感じていただくためにもぜひ会場へも、実際に足を運んでいただければと思います。
ぜひご連絡お待ちしています。

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冬期休業のお知らせ

弊社では下記の期間につきまして冬期休業とさせていただきます。
期間中はご不便ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

冬期休業期間  :  2024年12月28日(土) ~ 2024年1月5日(日)


この記事を書いた人

イルミネーションデザイナーよしおか

吉岡理恵/Rie Yoshioka(株式会社RAYS FACTORY) イルミネーション、ディスプレイ等の企画・デザイン。 第37回ディスプレイ産業賞入選 https://www.raysfactory-web.com/

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