光の演出で夜の景色がグレードアップ 「黒川温泉やまびこ旅館」の光のリノベーション

デジテックが手掛けた、熊本県の黒川温泉やまびこ旅館の「光のリノベーション」について、若女将の武田祐佳様に感想を交えながら語っていただきました。

黒川温泉やまびこ旅館について

黒川温泉は熊本県にある温泉地です。全部で30軒の旅館があり、それぞれの旅館のお風呂に色々巡れる「温泉巡り」が売りになっています。「黒川一旅館」というテーマがあり、黒川温泉街の温泉全部で一つの旅館と考えて、「それぞれの旅館がその客室、温泉街の道が廊下」という形の考えで黒川一帯で盛り上げていこうという考えからこの温泉巡りが始まり、名物になりました。

私、生まれも育ちも黒川なんですけど、私が小さい頃は全然お客さんなんていなくて、旅館も本当にオンボロで、雨が降ったらバケツと毛布をもって、こう…雨漏りするところの下にですね、バケツを置いて行くようなそんな本当オンボロ旅館だったんです。

それが、その30年くらい前に急に温泉ブームが来て、それからお風呂巡りが始まって、黒川一帯で一気にこう有名になっていったような感じですね。

「黒川一旅館」の街づくりは、木を広葉樹に植え替えて、そして看板を全部統一するなど、まず街の雰囲気を統一して作っていこうというところから始まりました。

やまびこ旅館は始めてから50年ぐらいですね。その前は違う方がされてて、祖父がやまびこ旅館を違う方から譲ってもらって創業し、私は三代目になります。

黒川温泉の中の敷地が広く、大きな建物になりますが部屋数があまり無いので、ゆっくり過ごしていただけます。あと、露天風呂の広さが自慢ですね。

光のリノベーション

「湯あかり」で光に興味を持つ

黒川温泉が冬に行っている「湯あかり」というイベントがあります。竹で作った灯篭が川に浮かび、温泉街の風景が幻想的になります。やまびこ旅館の川下と、川の上の方で。二か所でやってます。数年前に「湯あかり」が始まる前はお客様がお食事に移動する際、「こんな寒い中通すのはおかしいんじゃないか」とか「寒い!」などの苦情を言われてとかよく言われてたんですけど、その「湯あかり」が始まってからは冬でも喜ぶんですよね。そのイルミネーションがあることで。

そしたら光って凄いんじゃないかと思いました。光があれば、お客様が「寒い」っていうマイナスな感情とかも、周りに目を向けることで変わってくると期待し、「やまびこ旅館ライティングをやろうか!」ということになりました。

暗くて怖い露天風呂

お客様からのお話やアンケートで、「露天風呂が暗くて怖い」という話がよく上がっていました。露天風呂のライティングの少し難しいところは、あまり明るくすると外から見えちゃうんですよね。

明るすぎると外から見える、雰囲気も良くなければいけないけど、うちの露天風呂みたいに山に囲まれていたら、そしたらやっぱり「暗いのは怖い」という気持ちも分からなくもない。

そこから「どうにかしないとならないねぇ」という話が出ました。また、お食事棟と宿泊棟が離れているんですけども、お客様が夕食の時にそこを移動する際、廊下は明るいんですけど周りがせっかく木が植えてあったり、新緑の時期の緑とか、紅葉の時期の色づいたものとか、昼間は見えるのに夕食の時間帯には見えないのがちょっと残念だなと思っていました。

デジテックとの出会い

本当やらなきゃならないってなっても、本当に私たち素人なので、照明の事は全くわからないんですよね。例えば、流行りの間接照明が良いって聞いても、どこに当てたらいい?どういう風にしたら良いか全くわからなかったんですよ。

じゃあ、どこに頼もうかってなった時に、チラシがたまたま目につきました。まずホームページで庭の照明とか、施工例とかを見て、連絡させてもうらうかってなって、最初に連絡させていただいたのが一番最初ですね。

よくわかる提案とデモンストレーション

提案内容はとてもわかりやすかったと思います。あと、画像ですね、画像でそのここにこういうものを置こうと思いますという提案を、まずメールでいただきました。

実を言うと他社さんにもですね、いくつか声をかけさせていただいて来ていただいたんですけど、デジテックさんに決めた理由と言うのが、実際やっぱり来ていただいてデモで照らしてもらったときですね。他社さんはですね、ここにこういう照明を置きます、じゃあこういう風な見積もりになりますという機材の写真と見積書を渡されたんですけどやっぱりわからないんですよね。機材のカタログの写真を置かれてもこれがどういうふうに光って、どういうふうに当たって、どういうふうにその活かされていくのかって全然わからなくて。

デジテックさんは実際に来ていただいて寒い中セッティングしていただいて、ここに付けたらこう光りますなどイメージがすごくわかりやすくなったのがやっぱり決めてでしたね。

シンボルツリーのミズケヤキのライトアップ

やっぱり雰囲気が全く変わったので、あの私たちがびっくりしたのはその私たちは毎日みてる景色なので何気になかったことをそこにライトを当てることによってその木が活きてきたりとか、あと露天風呂の大きい方の一番奥の木があんなに大きくなってるなんて誰も気づかなかったです(笑)。

露天風呂 BEFORE
露天風呂 AFTER

あと夜お客様の部屋に入ってわたしお布団敷きとか入ることがあるんですけど窓が開いてるのをこう障子を閉めにいく時とか、あっ綺麗に見えるなっていうのがやっぱりあるんですね。

BEFORE
AFTER
BEFORE

AFTER

一番私がすごく綺麗だなって思うのは客室から見たうちのシンボルツリーのミズケヤキがすごい綺麗になってますよね。あと裏玄関もすごくいい感じになったなと思います。それこそ木が活かされてますよね。あと足元照らされてるのでよかったなと思いました。ありがとうございました。

中庭 BEFORE
中庭 AFTER

主な使用器具

今回行った温泉旅館の「光のリノベーション」、名物の仙人風呂はもちろん、廊下やお部屋から見える夜の風景も楽しめるようになっています。黒川温泉に訪れる際はぜひ足を運んでみてください。

黒川温泉 やまびこ旅館
〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉
TEL0967-44-0311
e-mail:fback@yamabiko-ryokan.com
HP:http://yamabiko-ryokan.com/

この記事を書いた人

CreativeLab.

『Crative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 空間に最適な光を提案する「ライティングデザインチーム」、新たな光を考え創造する「プロダクトデザインチーム」、屋外に最適な照明器具を形にする「設計開発チーム」、屋外の光の価値を伝える「セールスプランニングチーム」、また、いつもの生活や日常をデザインでよりよくする「ASK design Lab.」で構成されています。 あらゆる屋外空間に合う光を考え、新しくてワクワクする光の提案を行っています。

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