<LEDIUS ライティング NEWS 5月号> 植栽を活かすライティング特集


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LEDIUS NEWSをご覧いただきありがとうございます。

肌寒さを感じることもあった5月のはじめから一転、じんわりと汗ばむ日が増えてまいりました。弊社が本社を構えます和歌山では、湿度の高さを感じる日も多かったりと梅雨の気配があり、5月らしい日々が少なかったように感じます。

今回のメールマガジンでは、これから緑が美しくなってくる植栽を美しくライトアップするコツや、シチュエーションに合わせたライトの選び方を特集。また、先月発売開始となりました【LEDIUS ローボルトシンプルトランス】についてご紹介いたします。ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。

植栽を活かすライティング

樹木が美しくライトアップされた施工事例

昨今では、自然を感じられるお庭づくりや樹木を住宅外構に取り入れることが当たり前となり、シンボルツリーをはじめとし、様々な植栽がお家に取り入れられています。またこれからの季節、夏に向かって益々植栽の緑が美しくなってまいります。そこで今回は、そんな植栽を美しく上手に照らすコツや、シチュエーションに合わせたライトの選び方をご紹介します。​​​​​​​

植栽を照らすときに気をつけるべき
3つのポイント


まずはどんな樹木を照らすときにも基礎となる、気をつけるべき3つのポイントをご紹介します。

ポイント1 「樹木の高さ」と「明るさ」


1つ目のポイントは、植栽の高さに合わせた明るさの照明を選ぶことです。樹木の高さに対して光量の弱いライトだと樹木の先端まで光が届かず少し物足りない演出に、逆に樹木の高さに対して光量の強いライトだと、樹木以外のところにも光が飛んでしまい眩しさの原因になってしまいます。成長や剪定を繰り返す樹木に対して最適な明るさ(約70lx)で照らせる期間が長くなるように、その大きさを想定したうえでライトを選びましょう。

背の低い樹木をライトアップした例
背の高い樹木をライトアップした例

植栽の高さに合わせた明るさ

ポイント2 「葉の広がり」と「配光角」


2つ目のポイントは、植栽の葉の広がり方に合わせた照明の配光角を考えることです。シンボルツリーには樹冠が広いものから細身のものまで様々な種類があります。明るさの話と似ていますが、照明の光の広がり方である「配光角」が樹木よりも狭いと光が全体に行きわたらず、逆に樹木の幅より広いと余分な光が眩しさにつながります。また、樹冠に対して配光角が狭いライトでも、2台以上で組み合わせることで樹木全体をきれいに照らすこともできるので、現場に合わせて選ぶようにしましょう。

樹冠が狭い樹木をライトアップした例
樹冠が広い樹木をライトアップした

葉の広がりに合わせた配光角

ポイント3 「葉の色味」と「色温度」


3つ目は、植栽の葉の色味に合わせた色温度の照明を選ぶことです。色温度というのは光の色味のことをいい、色温度が高いとお昼時の太陽のような白い光を表し、低いと夕暮れ時の夕日のような赤みのある光を表します。例えば、赤色の葉の樹木に対して白い光を選んでしまうと、葉の色の美しさがうまく引き出せなかったり、薄気味悪い色合いになってしまいます。照らす樹木の葉の色味に最適な色温度を選ぶことで、葉の色の美しさを引き出しながらライトアップすることができます。また、季節の風物詩でもあるモミジや桜をライトアップする時にも照明の色温度に気をつけ、より一層美しくみせるライトアップに仕上げましょう。

葉が赤い樹木を白色の光でライトアップした例
赤い葉に白っぽい光を当てた時(悪い例)
葉が赤い樹木を電球色でライトアップした例
赤い葉に赤みのある光を当てた時(良い例)

シチュエーションに合わせた
ワンポイント


「植栽を照らすときに気をつけるべき3つのポイント」でご紹介したことを守っていれば、ほとんどの樹木を美しく照らすことができますが、お庭や住宅の雰囲気・個性に合わせた要素をプラスすることでワンランク上のライトアップに仕上げることができます。ここでは、5つのシチュエーションについてご紹介していきます。

和風庭園の場合

和風庭園のライトアップの例

和の空間の樹木をライティングするコツは、樹木の影をつくらないことです。真下から照らす方法がおすすめで、影が壁に映ることなくライトアップできます。光にグラデーションがうまれ、樹木自体に優しい光が灯るイメージになります。純和風な庭園のライティングにぴったりの手法です。

リゾート風ガーデンの場合

南国風の樹木をライトアップした例

リゾート風のお庭では、ヤシやソテツなどの南国の植物が植わっているバリ風のお庭ならばあたたかい色味で照らし、白を基調とするようなヨーロッパ風ならばあえて青色でカラーライティングしてあげることでよりリゾート感がアップします。特徴のある植物をライトアップすることで存在感が増し、リゾート感の演出につながります。

花の咲く植栽の場合

花が咲く樹木をライトアップした例

色鮮やかな花の咲く種類のシンボルツリーが植えられているお庭の場合、葉の色味と色温度の関係も大切ですが、あえて花の色に合わせたカラーライティングを取り入れてあげることで花の色味を引き立てることができます。桜もその一つで、淡い桃色や白っぽい花の色味を引き立てるには、あえて白色で照らしてあげましょう。

低木や草花の場合

低木や草花をスプレッドライトでライトアップした例

低木や花壇に植えられている草花をライトアップするときには、下から照らすよりも植栽の上や中から照らしてあげることで、植栽の緑を美しくみせることができます。葉の密度が高いときには、スプレッドライトやパスライトで上から、葉の密度が低いときはあえて植栽の中から全周配光のポールライト等で照らしてあげましょう。

モダンな空間の場合

樹木をグランドライトでライトアップした例

モダンな空間の場合、建材のディテールなどシンプルなものが好まれますが、樹木においてもスラっとしたシンプルなものが好まれることが多いです。そんなときは、アップライトよりも地中に埋め込むグランドライトを使うことで、器具自体の主張も減らし、よりスッキリとした印象のライティングに仕上げることができます。

【オススメ記事】

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新商品【LEDIUS ローボルトシンプルトランス】発売開始

LEDIUS ローボルトシンプルトランス の35Wタイプ ブラックと75Wタイプ シルバーの商品イメージ

弊社のカタログにかねてより掲載しておりました【LEDIUS ローボルトシンプルトランス】が、4月27日より本格的に発売が開始されました。新商品【LEDIUS ローボルトシンプルトランス】の特徴とおすすめの使用シーンをご紹介します。

よりコンパクトに、よりシンプルに


従来の照度センサーやタイマー機能を内蔵させたローボルトトランスに対し、今回新たに発売されたシンプルトランスは、コンセントにつないでいる間は常に12Vの出力を続けるという至ってシンプルな機能で、タイマーコンセントやスイッチとの相性もよく、その他にも使えるシーンは多彩です。また、コンパクトかつ洗練されたデザインも相まって、ローボルトシステムとして取り入れやすくなっています。また、従来のトランスよりもコンパクトなサイズ感になり、メンテナンスカバーの開く向きも上開きに変更。周辺アイテム(屋外コンセントやGEMSコーディネーター等)と調和するデザインだけでなく、近年の外構デザインのトレンドに合わせた新たなカラー展開(シルバー / ブラック)になっております。

周辺機器とシンプルトランスを組み合わせたイメージ
周辺アイテムと調和
LEDIUS ローボルトシンプルトランスのカラー展開
ブラック         シルバー

おすすめの使用シーン


シンプルトランスの常時出力というシンプルな機能を活かすことができるおすすめのシーンを5つご紹介します。

1.店舗のライトをタイマーコンセントやコンセントのスイッチで制御

電源のON/OFFをタイマーコンセントやコンセントのスイッチで制御する場合、シンプルトランスで機能のムダを削減。店舗にあわせて容量に余裕のある75Wも選択できます。

2.人感センサー付ライトの電源として

人感センサーライトには照度センサーも内蔵されているため、トランス側に照度センサーがなくても問題ありません。シンプルトランスがベストマッチします。

3.ローボルトスイッチとの併用

昼夜にかかわらず明かりが必要な時にローボルトスイッチで点灯させるのであれば、シンプルトランスをお使いください。

4.お庭のIoT GEMSシステムでの活用

GEMSシステムのライトや水やり、カメラやサウンドシステムなどは昼夜を問わずトランスの常時出力が必要なため、シンプルトランスが活躍します。

【LEDIUS ローボルトシンプルトランス】に興味を持たれた方や詳細が気になった方は、ニュースリリースをご覧ください。

ニュースリリース ≫


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これからも当社の最新ニュースを皆様にお届けしてまいります。
どうぞ引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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