家の印象をガラッと変える。 ファサードのライティングテクニック5選


住まいの第一印象となる、エクステリアの内の1つ、ファサード。近年、ファサードによる街並み作りが増えており、ファサードのライティングは、今や環境作りの一環となっています。そのため、必然的に需要性が高まっており、ファサードのライティングも見直されつつあります。そのファサードは、「美観」が最も反映されている場所です。そこで今回は、ファサードとその様々なライティングテクニックを紹介していきたいと思います。

ファサードのライティング

ファサードは最も目に付く場所であり、街並みを形成するもので、だからこそライティングする価値があります。ライティングはエクステリアのあらゆる建材に比べて、低コストで夜の美観を格段にアップさせるため、施主様の満足度も高くなります。 下記のようなテクニックを行うことで、造形や佇まいの魅力をいっそう引き立てることができます。

さりげなく建物を上品にする
ウォールアップライト

ウォールアップライトを使用してファサードをライトアップした例

建物の基礎から45mm以上離してウォールアップライトを設置すれば、ふわっとした浮遊感のある演出になります。暗めの仕上げの建物にも適した演出です。

【おすすめ器具】
HAC-D17S

ウォールアップライトを設置する距離感のイメージ図

影を投影し、奥行きを出す
アップライト

ガーデンアップライトを使用してファサードにシャドーライティングをした例

密度の薄い樹木など、光の抜ける対象物のシルエットを壁に投影する方法。建物の外側から、樹木、建物に向けて照射すれば、影を壁面に投影できます。

【おすすめ器具】
HBB-D40S

アップライト・スポットライトを設置する距離感のイメージ図

スタイリッシュに照らし上げる
グランドライト

グランドライトを使用してファサードえおライトアップした例

狭角タイプのグランドライトを建物から20cmほど離して設置。明るめの仕上げで、窓が少ない壁面に適しています。

【おすすめ器具】
HBD-D14S

グランドライトを設置する距離感のイメージ図

シャープな光で飾る
超狭角の光

スポットライトの挟角な光でファサードをライトアップした例

超狭角のスポットライトを壁際に設置(壁付けも可)。明るめの仕上げで、窓が少ない壁面に適しています。

【おすすめ器具】
HBB-008D

壁に光で色を付ける
カラーライティング

スポットライトにカラーフィルターを装着させてカラーライティングでファサードをライトアップした例

カラーライティングは、壁面に美しい色のグラデーションを描き、アーティスティックな印象に。真っ白な壁に最適です。
【おすすめ器具】
HBB-008D+HEC-004Y

ファサードのライティングで使えるこんなテクニックサバンナ効果

人間の視線は、まず明るい場所(大きい光)から徐々に暗い場所(小さい光)へと動く習性をもっており、このことを向日性と呼びます。この習性を上手く使えば、空間の中で見せたい場所を目立たせたり、歩きやすい照明計画も可能になります。
また、この向日性を利用した行動心理として、奥が明るいと安心感や期待が高まり進みやすくなる一方、奥が暗いと不安や危険を感じ、進みづらくなる心理が働きます。これをサバンナ効果と呼びます。
照明計画を行う際には、突き当たりとなる場所を明るくすることを心がけましょう。

家のファサードのライティングが暗めな例の写真
奥が暗いと進みづらい(不安感)
家のファサードのライティングが明るめな例の写真
奥が明るいと進みやすい(期待感)

まとめ

いかがでしたか?このように、第一印象となるファサードのライティングで、いかに印象が変わるかがわかっていただけたと思います。その他にも、照明を配置する際のサバンナ効果についても紹介しました。ファサードのライティングをする際には、ぜひこの記事を参考にしてみてください。庭に合ったライティングで、雰囲気を作り出しましょう。その心地よい美観を創ることが、街並みを彩っていきます。

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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