<MKイルミネーションNEWS 9月号> 光のフェスティバル ”FeStA LuCe” が起こした地域への現象


MK Illumination NEWSをご覧いただきありがとうございます。

弊社では、2017年よりイルミネーションイベントである“光のフェスティバル FeStA LuCe-フェスタ・ルーチェ”を主催しています。今回はデザイン面からみる、”FeStA LuCe”のご紹介と、イルミネーションイベントでのMK Illuminationの使い方のご紹介、またいちイベントでは終わらない、イルミネーションイベントから派生する地域の現象などを深堀りしてお届けいたします。ぜひ最後までお読みいただければと思います。

光のフェスティバル”FeStA LuCe”とは

和歌山フェスタルーチェのエントランスの写真
栃木フェスタルーチェの広場の写真
栃木フェスタルーチェのエントランスの写真
栃木フェスタルーチェの広場の写真

弊社では2017年から和歌山県にあるテーマパーク、マリーナシティにて光のフェスティバル”FeStA LuCe”を開催しています。「本当のクリスマスに出逢える場所」というテーマを元に、まるでヨーロッパへシップトリップし たような、幻想的な世界を感じていただける空間作りをしています。”ヨーロッパへトリップしたような”空間を作れるのは、オーストリア発のMK Illuminationのデザイン性があってこそ出来る特性だと思います。その特性を活かし、毎年コンセプトを変えて(2019年は北欧の冬をテーマに、フィンランドサウナなども開催。)装飾面だけではなく、リピーターを飽きさせない会場作りの工夫もしています。テーマパーク内で開催することで、イルミネーション・ライティングに加え、メリーゴーランドや観覧車など夜の遊園地のアトラクションで遊ぶという非現実的な体験も幻想的な世界作りに一役買っています。

サンタなどのクリスマスらしい装飾の写真
メリーゴーランドをイルミネーションで装飾した写真

また2019年には栃木県にある那須りんどう湖レイクビューでスイスをテーマにした”FeStA LuCe”を開催。ここでもジップラインやゴーカートなど夜のアクティビティを幻想的な世界で楽しんでいただきました。

ジップラインとイルミネーションが組み合わさった景色の写真
ゴーカートとイルミネーションが組み合わさった景色の写真

>>FeStA LuCe webサイトはコチラ

イルミネーションイベントでのMK Illuminationの使い方

ご来場いただいた方もいらっしゃるかとは思いますが、開催中の写真からイルミネーションイベントでのMK Illuminationの使い方を目的別にご紹介いたします。

ベースイルミネーション

会場作りのベースとなるのが、建物や樹木などへのイルミネーションです。ツリーやオブジェクトを作る前に、イベントのテーマやその会場の雰囲気にあったイルミネーションのベースを作っていきます。そのためには、建物の形状を活かしたイルミネーションや、際立たせたい部分をピックアップして輝かせる必要があります。

建物の構造や雰囲気に合わせてイルミネーションが施されている写真
建物の構造や雰囲気に合わせてイルミネーションが施されている写真

また、歩いて回遊するイベントの場合、上下左右と包み込む様なイルミネーションを設置することで、より幻想的な世界に足を踏み入れたような感覚になります。​​​​​​​

景色全体を取り囲むように施されたイルミネーション
景色全体を取り囲むように施されたイルミネーション

フォトスポット

イベント会場には、フォトスポットは必須かと思いますが、”FeStA LuCe”では、フォトスポットという切り取られた場面を作るのではなく、あくまでもその世界にたたずむシンボリックなものとしてフォトオブジェを作ります。座れるものやくぐれるものなど写真を撮る人の居場所がわかりやすい工夫もしています。​​​​​​​​​​​​​​

フォトスポットとして設置されたフェスタルーチェのサインオブジェクトの写真
和歌山フェスタルーチェに設置されたクリスマスツリーの写真
フォトスポットとして設置されたフェスタルーチェのサインオブジェクトの写真
フォトスポットとして設置された3Dモチーフの写真

体験・体感スポット

見るだけではないスポット作りも重要です。写真(左)はスイスのクリスマスの風物詩のシンギングツリーというキッズ合唱団をプロジェクションマッピングで再現しました。イルミネーションと映像の組み合わせはプログラム演出で点灯のタイミングや照度を調節することで互いの効果を最大限に引き出すことができます。写真(右)はRGBカラーライティングのダンススポットの中央にイルミネーションシャンデリアを吊り下げ、空間をよりゴージャスに仕上げています。

栃木フェスタルーチェで行われたプロジェクションマッピングの写真
ダンススポットの中心に吊り下げられたシャンデリアがカラーライティングで変化している様子

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”光-ひかり”と”餌-えさ”と”蜜-みつ” イベントから派生する地域の現象

人は光のある所に集まり、そこで飲食を楽しみ出会いが生まれ街が賑わう。私たちはそれを「光と餌と蜜」と表現しています。夕方から夜間にかけて開催しているイルミネーションイベント。イベントに行く前後に近隣で食事をし、遠方から来られる場合は宿泊も必要になります。そして人が溢れることで出会いが生まれ街が賑わいます。実際に、3シーズン開催した”FeStA LuCe in 和歌山マリーナシティ”は観光客訪問数の増加要因と言われるなど、和歌山の冬の風物詩となりつつあります。また自分たちの街に誇れるイルミネーションイベントが出来たことで近隣の駅などの公共施設や商業施設でもイルミネーションをして欲しいという依頼が絶えません。ひとつのイルミネーションイベントから意識が変わり、街が明るくなりました。私たちは光でつなぐプロジェクトとしてイルミネーション・ライティングの窓口も担っています。

フェスタルーチェ開催時の和歌山駅の様子
和歌山フェスタルーチェの会場である和歌山マリーナシティの近くにあるホテルの写真

皆さまの街でも明かりが必要な場所や場面がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。商品のお問い合わせもお待ちしています。

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この記事を書いた人

イルミネーションデザイナーよしおか

吉岡理恵/Rie Yoshioka(株式会社RAYS FACTORY) イルミネーション、ディスプレイ等の企画・デザイン。 第37回ディスプレイ産業賞入選 https://www.raysfactory-web.com/

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