タカショーデジテックは2024年11月22日で20周年、ひとでいうところの「ハタチ」を迎えました。ともに同じ未来を目指す社員・仲間も増えこれからも成長していくためにも、この20周年という節目で創立当初からの想いを振り返り、みなが同じ未来に向かって進んでいくために取り組んだのが「D20」と名づけておこなったプロジェクトです。タカショーデジテックで働くひとりひとりが進むべき道を見失わないように、「Vision -目指すべき未来」や「Purpose -存在意義」など会社としてのあるべき姿を見直し、インナーブランディングを行いました。今回はそんな「D20」としての取り組みをご紹介します。
「20周年」という節目を迎えて
プロジェクトの始まりは、やはり「20周年」という節目を迎えること。ひとが「ハタチ」を迎えるときに、無事に大人として成長したことをお祝いするのと同じように、一説ではベンチャー企業が10年続く割合は6.3%、20年続く企業はさらに減って0.3%と言われているくらい、一企業として「20周年」という節目を迎えられたことには大きな意味があると考えました。最初は、20周年をお祝いできるちょっとしたイベントや、節目としてロゴなどのデザインを見直すことをメインに考えていましたが、もう一歩引いて、ここまでタカショーデジテックが成長してこられた感謝と、これからタカショーデジテックがどのように成長し続けていくべきかを示すきっかけにできればという話になりました。
タカショーデジテック本社(和歌山県海南市)
「D20」として何をしていくかを考えるうえで注目したのが、(20周年までの)ここ数年での成長の速さでした。成長の過程で数多くの仲間(社員)が新たに加わり、それぞれがそれまでに築いてきたキャリアや背景などがあり、それらの化学反応によって社内でもさまざまな変化がありました。そういった多様性を活かしつつ、社員みんなで同じ目標・未来を目指すためには、会社としての文化を根付かせるための指標、インナーブランディングが必要だという結論に至りました。そういった背景もあり、今回「D20」のプロジェクトのメインパーソンとなったのが、タカショーデジテックのなかでもデザインやブランディングに力を入れる部署(Creative Lab. AC)に所属する斎藤マネージャーと竹中チーフのふたり。普段から商品のブランディングからデザインまで携わっているふたりだからこそ考えられる「会社のブランディング」を目指し、「D20」で行っていくことを決めていきました。
インナーブランディングとして目指す3つのこと
「D20」のプロジェクトを進めていくうえで、インナーブランディングとして大切にしていたポイントが3つあります。
1つ目はまず、「これまでの20年間への感謝」です。
屋外照明、LEDサイン、イルミネーションと、さまざまな屋外の光を全国に届けてきましたが、お客さまはもちろんのこと、その過程で関わっていただいたすべての人、もちろんタカショーデジテックで働く社員のみんなへの感謝を伝えるために取り組みを目指しました。
2つ目が「Vision -目指すべき未来・Purpose -存在意義の共有と発信」、つまり社内に、自分たちが何を目指していくべきなのか、どのような想いで未来を目指していくのかを浸透させることです。
20年間、会社として築いてきたことを改めて「Purpose -存在意義」として再定義し、「Vision -目指すべき未来」を示すことで、社員の誰もがタカショーデジテックの一員として胸を張って進んでいける指標が必要だと考えました。
3つ目は、「会社としての一体感をつくる」こと。
創立当初からいる社員から入社したての社員まで、さまざまなキャリアや背景を持つメンバーが集まっているからこそ、それぞれの強みや個性を活かしながら働けるよう、またそれぞれが同じタカショーデジテックの社員としての自信が持てるよう、基盤となる「会社としての文化」をつくっていくことにしました。
これら3つのポイントを軸に、「Vision -目指すべき未来」「Purpose -存在意義」「Action -行動指針」「Promise -約束」を定め、それらをカルチャーブックとして形に残し、全社員に配布。それだけでなく、20周年を象徴するものとして「Irodori(イロドリ)」というキャラクターをつくり、20周年の取り組みを伝える語り部としてさまざまな場面に登場させました。
また、これらの「D20」としての取り組みを共有する場として「D20パーティー」を開催し、社員同士で想いを共有する場・感謝を伝え合う場をつくりました。
タカショーデジテックとしての文化
では、実際のカルチャーブックの内容とともに、これからのタカショーデジテックとしての文化を見ていきましょう。
Vision -目指すべき未来
「光の演出で人の心を彩る」
Purpose -存在意義
「今ある光の入れ替えでは無く 今暗いところに光を灯す」
Action -行動指針
パーパスにつながる3つのワクワク
ワクワクを見つけよう ワクワクをつくろう ワクワクを広げよう
Promise -約束
行動指針を支える7つの約束
「D20」としてのさまざまな取り組み
カルチャーブックの作成、イロドリのキャラクター制作以外にも、先ほども軽くご紹介した「D20パーティー」をはじめとするさまざまな取り組みをインナーブランディングとして行いました。
カルチャーブック
先ほどもご紹介した、今回の「D20」の取り組みの想いが詰まっているカルチャーブック。タカショーデジテックの文化を1冊の本としてまとめることで、ふんわりとした「想い」にせずしっかりと可視化し、何かに迷ったときにはカルチャーブックを開けば道しるべになってくれるようにという想いを込めてつくられました。「Vision -目指すべき未来」や「Purpose -存在意義」などの定義が書かれているだけでなく、実際に「Action -行動指針」や「Promise -約束」に則って取り組まれた事例なども紹介されており、どういった行動がタカショーデジテックらしいのかがわかるようになっています。カルチャーブックはD20パーティーの際に配られ、パーティーに何度もカルチャーブックを開く社員の姿が見受けられました。
D20パーティー
タカショーデジテックでは、毎年年末に来期の事業方針を社員に共有する事業方針説明会が開催されており、(コロナ期を除いて)全国各地のオフィス・営業所から社員が一斉に集まります。そのタイミングを活かしてD20パーティーを開催することで、数多くの社員に参加してもらうことができました。普段は離れていてなかなか顔を合わせることができないメンバーが一堂に会することもあり、パーティーではお互いのこと、また自分自身の個性を振りかえられるように話題の性格診断を行い、社員全員を色分けしました。その色分けをもとに、パーティーの招待状が配布され、会場ではVisionである「光の演出で人の心を彩る」に則り、自分にとって「心を彩る」とはどういうことか
をこの機会に再度考え、社員全員が書き出してみました。書き出したものをイロドリの形をしたパネルに各々が貼り付け、全員でイロドリの羽にそれぞれの色をつけました。
パーティーのなかでも、タカショーデジテックの20年間を振りかえる動画や、会社にまつわることや時事的なテーマのクイズ大会、さらには勤続年数が長い社員と社長によるこれまでを振り返る座談会など、一丸となって楽しめるコンテンツが盛りだくさんでした。
D20記念ムービー
タカショーデジテックの歴史を簡単に振り返られるように制作した記念ムービー。こちらの動画では、2004年からタカショーデジテックが企業としてどのように歩んできたのか、どんな取り組みや事業を行ってきたのかがわかる動画になっています。D20パーティーで流すことで、若手社員や新しく仲間に加わった社員が会社の歴史をしっかりと知るきっかけになりました。
D20記念グッズ
20周年という節目にD20パーティーに参加した社員たちの思い出に残るような記念グッズを制作。カルチャーブックと一緒に、D20デザインの飲み物(ビール/ジュース)やチューインガム、イロドリやD20のロゴが印刷されたシールなどが配られました。
本社エントランスでの展示
D20パーティー後、本社エントランスではD20記念グッズやイロドリパネルを展示し、社員だけでなく来社されたお客様にも20周年の取り組みを紹介できるようにしました。展示の紹介をきっかけにお客さまへの日頃の感謝を伝えられるだけでなく、本社で勤務するひとりひとりが取り組みを意識できたのではないでしょうか。
「D20」で「Vision」や「Purpose」をそれぞれの社員が再認識したことをきっかけに、新しい仲間を募るための採用(リクルート)サイトのデザインやコンテンツの見直しが行われたり、お客さまにタカショーデジテックのことを知ってもらうときの指標になったりと、社内のさまざまな場面で新しく変化が起こった1年となりました。
社員ひとりひとりが「Vision」や「Purpose」を認識することで、今度は社外に向けて、それぞれが「タカショーデジテック」の魅力を伝えていけるようになることが次の目標です。これまでの20年を、そして今回のD20を経て、これからもタカショーデジテックは皆様のご期待をこえる感動を届けていきます。
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