DIGITEC SIGNのものづくりを支える 社員のこだわりレポート No.6


タカショーデジテックには光に関わるさまざまな部門があり、個性ゆたかなメンバーがそれぞれ想いをこめて仕事に当たっています。ここではご依頼を受けたLEDサインが実際に光を宿し、現場に設置されるまでに、どんな人がどんな風にサインに関わっているのか、そしてそれぞれが持つ光へのこだわりをじっくりと紹介します。

デジテックは和歌山にある本社以外に東京、大阪、福岡、滋賀にオフィスを構えています。今回ご紹介するのは、京阪神の拠点となる大阪オフィスの福田久起さん。見積もり作成や意匠図作成を中心に営業をサポートする積算業務を一手にしています。オフィス全体を見る立場から事務的な要素も多いながら、本社の積算部でならした経験を生かし幅広い仕事を手掛ける、大阪オフィスになくてはならない兄的存在です。

10年で培った経験値

メールチェックしている様子
メールをチェックしている
様子
電話対応している様子
電話対応している様子

福田さんの朝は各営業から入ってきている見積もり依頼のメールチェックから始まります。順に見積もりを作成しながら、その間に入ってくる問い合わせや受注に対応し、さらに図面を製作。お客様からの直接の電話サポートもあり、予算感や条件を総合しておすすめの仕様を案内したり、見せ方、予算、納期に合わせた最適な提案を行います。

春がくれば入社して10年。「前職とはソフト(システム)が違うので、ゼロからのスタート。入社したての頃は積算という仕事もよくわかっておらず、先輩がたに教えてもらいながら覚えてきました。ただ、違うものとはいえ設計ソフトをさわっていた分、慣れるのは早かった方じゃないかと思います」と話します。
出身は有田みかんで知られる和歌山県有田市。大阪オフィスの開設を機に本社から大阪勤務になり、現在は一昨年(2020年)新しく移転リニューアルしたオフィスに通っています。オフィス街が近いためお客様とも距離が近くなり、公園傍の静かな環境を満喫しています。


大阪オフィスのイメージ
大阪オフィスのイメージ

スムーズに話を進める2つの案

福田さんが心がけているのは「現実的な提案」だそう。見積もり段階での依頼は「やりたいこと」が詰まって、現実的ではないこともありがちな話。もちろん、作るものに夢を膨らませる時には理想がどんどん大きくなっていくものです。それを折り合いがつくよう見積もりに形づくるのが福田さんの腕の見せ所。営業担当から依頼のあった内容そのままでまず1案、そしてそれとは別にもう1案、規模感、予算感などを想像しながら作った「現実的な提案」を用意することで、その後に調整のために発生する時間と手間の短縮を図ります。「提案した見積もりがバチッと決まった時は本当に嬉しい」と福田さん。依頼の多い時には1日が見積もり業務で終わることも。そんな風に他に手が回らない時には、本社と連携し内容を伝えて見積もりを出す上で必要な図面製作を依頼。戻ってきたものをチェックバックして依頼に沿ったものに仕上げています。

見積り業務を行っている様子
見積もり業務の様子

派手なだけじゃない。
空間に馴染むサインもまたよし

仕事を納めた後、施設や店であれば見に行くこともしばしば。お客様がたくさん入って賑わっていたりするのを実際に目の当たりにすると、自然と笑みがこぼれます。ふと見渡すと、当たり前にまちに溶け込む看板たち。意識しなければ見ていなかったものの、今では外を歩くとサインが気になるようになったそう。「自然に溶け込んでいるものもそれはそれでいいんです。アピールしすぎるのではなく、さりげなくまちに馴染むのもよいサインじゃないでしょうか」
これまで手がけた仕事で印象に残っているのは、入社3〜4年目で任された大きな仕事だった「mint KOBE」の外側通路に施したアクリルサインによるオリジナルデザイン照明。アクリルをサインではなく屋外照明に使うという珍しい事例で、手間がかかった分思い入れもひときわ強く残っているそうです。

mint KOBEの外観
mint KOBEのオリジナルデザイン照明

mint KOBEのオリジナルデザイン照明

時に「この現場にあうサインはどういうものがいいのか提案してくれ」というご要望を受けることもあるそうで「積算業務とは畑違いの企画の仕事ではありますが、そういう要望にも答えられるようになれたら」と、最近は新たな分野への意欲も十分です。


明るく元気なメンバー揃いの大阪オフィス。福田さんからもそのパワフルな職場の空気感や陽気で楽しい人柄が伝わってきました。
サインの1つ1つの裏側には、お客様の想いをしっかりと再現するためいろんな人が関わっています。そう考えると、街で見かけるサインの見え方も変わってきませんか? タカショーデジテックでは全工程を自社で一貫製造しているからこそ、お客様のこだわりにしっかりとお応えすることができています。こんなものはできないか?といったご要望があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

お問い合わせ ≫

この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

≫ 「CreativeLab.」が書いた他の記事を見る

TOP