いつもお世話になっております。
MK Illumination NEWSをご覧いただきありがとうございます。
皆さまはイルミネーションをどのような目的で行っていますか?
現在プランニングの案件は何のためのイルミネーションですか?
私たちが年間を通してイルミネーションのプランニングをする上で一番大事だと思っているのが
イルミネーションをする目的、次にコンセプト、それからデザインテーマです。
ヒアリングでは上記をじっくり確認するようにしています。
まずはイルミネーションの目的に合わなければコンセプトもデザインもミスマッチになります。
カッコイイ大型商品 “State of THE ART. LIMITED LINE リミテッドライン”も、カラフルなストリングも目的に合わなければ提案に入れるべきではなくなります。
お洋服をTPOで決めるように、お料理に合わせてドリンクをペアリングするように
目的や想い、施設のアイデンティティ、景観、目指すものなどに合わせてイルミネーションの提案も考える必要があります。
時には、イルミネーションが主役ではない場合もあります。
使う色を選定する必要もあります。
そこで今回は、イルミネーションをする目的別の施工事例や考え方など、現在イルミネーションのご提案を控えている皆さまのお役に立てるような情報をお届けします。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
エンターテイメントとしてのイルミネーション
「エンターテイメントとしての」というと幅広くなりますが、ほとんどのイルミネーションの目的はこちらではないでしょうか?
クリスマスイルミネーションをはじめとして、イルミネーションイベントやウィンターイルミネーションという名前で冬に行われることが多いかと思います。
近年では特に、見るだけではなく…
・フォトスポットや、座れるなどの参加型
・インタラクティブな体験型
・イルミネーションショー
など、より人々を楽しませる要素を試行錯誤しています。
弊社で毎年開催している「光のフェスティバル フェスタ・ルーチェ」もエンターテイメントとしてのイルミネーション、会場内にはイルミネーションをはじめとした光のコンテンツを配置し、見て・体験して・遊んで・食べて・楽しんでもらいたいとの想いで会場作りをしています。
ところで皆さまは、イルミネーションの起源、いつ・どこで始まったものなのかご存じですか?
気になる方はぜひこちらの記事をお読みください。
実は○○○から始まった!!
<意外と知られていないイルミネーションの起源>
クリスマスは「キリスト(Christ)のミサ(mass)」という意味に由来し、世界のキリスト教国ではキリストの降誕をお祝いする日です。
現代では宗教に関わらず世界中で12月25日までのクリスマスアドベントを楽しみ、クリスマスギフトを買い、クリスマスマーケットなどを開催しています。
そのクリスマスを作る大きな要素としてイルミネーションが使われます。
クリスマスツリーに飾ったり、街中に設置されたり、クリスマスマーケットではヒュッテに装飾されたりしています。
そのため、私たちはイルミネーションを見ると「冬の季節がやってきた」と感じるのでしょう。
近年は冬以外のイルミネーションも多くなってきていますが、その作り方は冬のイルミネーションとは少し違っています。
詳しくは「3.季節を感じるためのイルミネーション」に記載しています。
景観を作るためのイルミネーション
駅前イルミネーションや、ストリートイルミネーションはこちらに当てはまるのではないでしょうか?
景観のためというのは、エンターテイメントとしてのイルミネーションとは違って、体験・参加型というよりいつもの場所をイルミネーションでさらに彩る目的が大きいかと思います。
美観としてのイルミネーションです。
また、防犯や夜の安全性を作るためのイルミネーションになることもあります。
昨年より和歌山県で開催が始まった「KEYAKI LIGHT PARADE by FeStA LuCe」。
「JR和歌山駅付近は飲食店などの商業施設が多いのですが、駅前から離れるにつれて徐々に商業施設は減っていきます。夜間ももう少しにぎわいが欲しい、という声もよく耳にしていました。
そこで 今、暗いところに光を灯し、老若男女たくさんの方に和歌山市と市の中心部にあるけやき大通りに訪れていただきたいと考えています。」
このけやき大通りへのイルミネーションはあくまでも「インフラ」です。
いつもの通りがイルミネーションで明るく彩られることで、街の人々にどのような行動や心境の変化が生まれるか。
光を中心に人が集えば、経済が活性化し、和歌山が賑わうことにつながることを願い、継続していく予定です。
毎日通る大通りへのイルミネーション、毎年の風物詩になるイルミネーションのため、なるべくシンプルで奇抜性のないデザインを心がけました。
立体オブジェや、他形モチーフを設置せず、[String Lite 100-10m -ストリングライト-]の電球色と白色のみを使用し、樹形に合わせてデザインすることを重視しました。
「よく見る風景が、灯りが増えたことでよりよく見える」という言い方の方が正しいかもしれません。
景観のためのイルミネーション=もっと歩きたくなる、通りたくなるイルミネーション、安心して通れるイルミネーションとも言えると思います。
「KEYAKI LIGHT PARADE by FeStA LuCe」についてはこちらの記事をご覧ください。
2kmのイルミネーションで街は変わるか?
<MKイルミネーションNEWS 12月号>
結婚式場へのイルミネーションも、もともとの各会場が素敵な建物やランドスケープを映えさせる目的で色合いなども統一します。
そこの結婚式場を気に入り結婚式を挙げるお客さまの好みに大きく外れないようにも配慮します。
きらめく光で幸せムードを盛り上げる
<結婚式場を華やかに彩るMKイルミネーション>
季節を感じるためのイルミネーション
<「形」や「色」で表現する 春に取り入れたいイルミネーションデザイン3選>
こちらの記事にもあるように、色や形、他の要素を取り入れて季節を表現することも可能です。
日本では桜をはじめ様々な草花を楽しめる春の夜をさらに華やかにするためにイルミネーションが活躍します。
夏のアウトドアの演出に
<キャンプを盛り上げるイルミネーション>
こちらの記事では夏のアウトドアBBQがもっと楽しくなるように、とワイルドアウトドアなモチーフが自然の中に現れるイルミネーションを設置しました。
エンターテイメント要素もありますが、「夏の自然の中でBBQ」をよりコンセプチュアルにデザインした例となります。
クリスマスのオフシーズンも楽しめる
<サマーイルミネーションの事例紹介>
また、このようにモチーフの選定で季節を感じるように作ることも可能です。
常設としてのイルミネーション
ホテルや旅館などの宿泊施設の常設としてのイルミネーションです。
<MKイルミネーションNEWS 5月号>
ホテルや旅館、常設でMK Illuminationが選ばれる理由
<MKイルミネーションNEWS 5月号>
店舗・ホテルの常設にぴったりなイルミネーション特集
常設のイルミネーションは灯り(暗い場所への明るさ確保)としての目的も持っています。照明の代わりとしてイルミネーションを採用します。
これは景観のためのイルミネーションと同じような目的がありますが、常設のため 長期間飽きないデザインや、長期間設置に耐えられる施工方法などが求められます。
いかがでしたでしょうか?
イルミネーションも目的によってプランニングが大きく変わってきます。そのため施設や主催者様へのヒアリングや話し合いはとても大切だと思っています。
どう見られたいか、どう感じて欲しいか、どのような効果を生みたいか、弊社でご提案するCGパース1枚にもその想いが込められています。
ぜひこれからのプランニングの参考になればと思います。
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