会社の想いやモノの魅力を届ける JAPAN SHOP IDMブースの展示デザイン

タカショーデジテックは毎年さまざまな展示会に出展しており、屋外照明・LEDサイン・イルミネーションそれぞれの事業の魅力を来場される方々にお届けしています。そんななか今回ご紹介するのは、2024年3月12日~15日の間に開催された日経新聞社主催のJAPAN SHOP内のIDM(Interior Design Meeting)ブースに出展したお話です。IDMとは何なのか、タカショーデジテックは何を展示したのかをご紹介します。

IDM(Interior Design Meeting)とは

JAPAN SHOP内IDMブースの様子

IDMとはそもそも「Interior Design Meeting」の略称で、インテリア業界のさまざまな協力団体が、相互理解と信頼を深める中で、インテリアの重要性を共有し、それを社会に発信し、プロフェッショナルとして社会的役割を果たし、併せてインテリア界の活性化・発展を目指す組織体です(一部IDM公式サイト文抜粋)。そのIDMがJAPAN SHOP内で開催しているのが、今回タカショーデジテックも出展したIDMブースです。
IDMブースは、出展するための理由や資格が必要です。申し込みはIDM参加団体所属かIDM参加団体会員からの紹介が必要で、さらに審査もあります。IDMブースの今年のテーマは「み_る」。日本語の「みる」に含まれるさまざまな意味合いを汲み取り、これまで当たり前に感じていた素材を、さまざまな角度から改めて見直してほしいという思いが込められています。そんなテーマのなか、タカショーデジテックは、2023年度GOOD DESIGN賞を受賞した環境にやさしい素材でつくる「Re:SIGN」を展示しました。

JAPAN SHOP2024内のIDMでのRe:SIGNの展示1
JAPAN SHOP2024内のIDMでのRe:SIGNの展示2

実際の展示の様子


環境にやさしいLEDサイン「Re:SIGN」とは

Re:SIGNについて

今回IDMブースで展示を行った「Re:SIGN」は、実は社員から募ったアイデアを結集させて生まれた商品です。タカショーデジテックはエコ・ファースト制度認定企業として、循環型社会の形成に向けたさまざまな取り組みを推進していますが、その一環として、従業員からサスティナブルの取り組みのためのアイデアを募集し、その中から新たな取り組みの検討をしています。「Re:SIGN」もそのアイデアの中から生まれたのです。
では「Re:SIGN」が実際にどんな商品なのかといいますと、サイン製造に使用するさまざまな材料として、環境負荷が少ないものを採用してつくられるLEDサインです。「リサイクルアクリル」「水性塗料」「鉛フリーはんだ」の3つを環境にやさしい素材として採用しています。

≪環境にやさしい素材≫
①リサイクルアクリル:製品ライフサイクルでの温暖化ガス排出量(GHG)を60%削減
②水性塗料:VOC(揮発性有機化合物)排出量を90%以上削減
③鉛フリーはんだ:水質環境への汚染をゼロにするだけでなく労働環境の改善にも貢献
また、これらの環境にやさしい素材を使っても、通常のサインと変わらない光を表現できるのも「Re:SIGN」の魅力です。


「Re:SIGN」の「モノ」と「背景」の魅力 どちらも伝える展示のデザイン

IDMブース設計時のイメージ

ブース設計時のイメージ
(上半分:「背景」の展示
下半分:「モノ」の展示)

IDMブースで実際にできあがった展示

実際にできあがった展示

先ほどご紹介した「Re:SIGN」の魅力を存分に伝えるため、IDMブースの展示では、「モノ」と「背景」それぞれを両側から見ることができるように設計し、回遊性を高めることで展示を見やすく、また商談を行いやすい場をつくることを意識したデザインに仕上げました。
「モノ」の展示としては、通常の素材で製造したLEDサインと「Re:SIGN」の素材で製造したLEDサインを比較できるように並べて展示し、光の美しさが変わらないことがわかるようにしました。また、実際に製造時に使われている素材のサンプルも展示し、違いを手に取って見比べられるようにしました。
反対側の「背景」の展示では、「Re:SIGN」とは何なのかがわかるグラフィックの展示だけでなく、環境配慮型サインである「Re:SIGN」が、SDGsを軸とした店舗 ファミマ!!麻布台ヒルズ店で採用された背景や、エコ・ファースト認定企業として不要なサインの無料回収などの取り組みを行っていることを紹介するグラフィックも展示。「Re:SIGN」を選択することで、選択してくださった店舗や企業がサスティナブルの推進を目指しているというメッセージになることが伝わるようにしました。
「Re:SIGN」だけでなく、タカショーデジテックの会社としての取り組みや魅力がギュッと詰まった展示に仕上がりました。

JAPAN SHOP2024内のIDMでのRe:SIGNの展示内容

タカショーデジテックが出展しているさまざまな展示会の中でも、今回はJAPAN SHOPで開催されている「IDMブース」での展示をご紹介しました。これからもさまざまな展示会に出展し、商品の魅力だけでなく、会社としての取り組みなどもリアルでお届けしていきます。最新の出展情報に関しては弊社サイトのニュースをご確認ください。

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この記事を書いた人

Ask Design Lab.

ASK Design Lab.は、ふつうの日常をアップデートしていくためにデザインについての考察し、そのモノやコトの価値を高めていく仕事をするチームです。 自社のデザイン関連業務に加えて、他社他業種へのデザイン提供と幅広く活動しています。 そんな私たちのデザイン制作の裏側について語っていきます。

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