中国最大級の園芸博覧会「中国庭院与花園園芸展(以下:Garden Expo)」に、タカショーデジテックの中国販売代理店であるGCS(上海仁羽达科技有限公司)が今年も出展されました。2年連続出展となるこの博覧会のブース設計をタカショーデジテックが担当しました。照明の魅力を最大限に引き出しながら、「和」の空気を静かに漂わせる空間に仕上げたそのブース設計についてご紹介します。
余白と開放感を起点にしたブース計画
中国で開催されるガーデン分野の大型見本市、Garden Expo。景観設計や屋外空間に関わる専門家・バイヤーが国内外から集まるこの展示会に、中国販売代理店であるGCS(上海仁羽达科技有限公司)が出展し、タカショーデジテックとしてはそのブース設計を担当しました。
Garden Expoは、中国国内外から景観設計や屋外空間の専門家・バイヤーが集まる大規模な展示会です。各社がそれぞれの世界観を凝縮したブースを構える中で、今回タカショーデジテックがブース設計の軸に据えたのは「引き算」の考え方でした。賑やかな会場空間の中に、いかに和の落ち着いた空気をつくり出すか。その問いに対する答えとして、余白を意識したシンプルな構成を選びました。装飾や情報量を極力そぎ落とし、空間に静けさを生み出すことで、照明そのものの存在感と、「和」の空気感をより際立たせることを目指しています。展示会という環境だからこそ、「足し算」ではなく「引き算」によるデザインが、ひとつの差別化として機能すると考えました。
開放的なレイアウトが生む動線と商談の場
どの方向からも自然に立ち入れる開放的なブース設計は、来場者にとっての心理的なハードルを下げる効果があります。外から見たときの閉塞感をなくし、ブース全体に風通しの良さをもたらすことで、立ち寄りやすい雰囲気を自然につくり出しています。
このレイアウトを決定するにあたっては、実際に模型を制作して空間の構成を検証しました。動線の流れや視線の抜け、商談スペースの配置など、平面図だけでは判断しにくい要素を立体的に確認しながら、設計を詰めていきました。
検討段階のブースデザインのパース(左)と模型(右)
一方で、開放感だけを追求すると、落ち着いた商談の場としての機能が損なわれることがあります。今回のブースでは、動線をできる限りシンプルに整理しながら、接客に使えるゆとりのある空間を確保しました。
また、商談スペースは壁面と格子材をうまく活用することで外からの視線を程よく遮り、来場者が腰を落ち着けて話せる環境を意図しています。開放性と適度なプライバシーのバランスを取ることが、展示ブースにおける空間設計の重要な要素のひとつと言えます。
照明と素材で「和」を静かに演出する
「yomosugara」と素材で表現した和の雰囲気
展示の中心に据えたのは、タカショーデジテックの和の屋外照明ブランド「yomosugara」です。和の情景を連想させるこの製品を軸に、バンブー(竹)と苔をポイント素材として空間に取り入れることで、日本らしい静けさと奥行きを空間に加えました。
また、明るい展示会場でも照明の雰囲気を感じてもらいやすいよう、ブースの天井部には天幕(てんまく:天井部に張った幕状の素材)を設置。ブース半面に集中して光を当てることで、天幕が光をやわらかく受け止め、空間全体に心地よいグラデーションを生み出します。光の量や方向をコントロールすることで、明るい屋内でも照明の存在感を印象づける構成としています。
照明器具の光を活かすための天幕
\「yomosugara」についてはこちら!/
照明をただ並べるのではなく、その照明が置かれる情景ごとデザインする。タカショーデジテックが一貫して大切にしてきたそのモノづくりの姿勢は、今回のブース設計にも静かに息づいています。和の空気をまとった空間は、訪れた人々に製品の機能だけでなく、照明が生み出す体験そのものを届けました。展示への反応はよく、来場者からも好評の声が届いたそうです。これからの中国市場で、タカショーデジテックの屋外照明が空間にどのような表情をもたらすのか、その可能性をあらためて示す機会となりました。
お問い合わせ ≫\ DIGISPOT最新情報はこちら /
タカショーデジテックはLEDサイン、ライティング、イルミネーションの最新情報をお送りするメールマガジンを発行しています。









