<MKイルミネーションNEWS 2月号> イルミネーションへの何でもQ&A集

いつもお世話になっております。
MK Illumination NEWSをご覧いただきありがとうございます。
全国的に厳しい寒さが続く2月、時々みられる晴れ間にほっとする日もあるかと思いますが、この寒い中昨シーズンのイルミネーションの撤去作業をされている方も多いかと思います、本当にお疲れさまです。
今回はこれまでにMK Illuminationスタッフに実際に質問があったものをQ&A形式でお答えしていきたいと思います。皆様も疑問に思っていたり、知りたかったことがあるかと思います。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

品質についてのQ&A

Q1.イルミネーションは何年ぐらい使用出来ますか?
LEDって長寿命だから長く使えるんですよね?

A1.はい、率直に言ってしまえば「LEDには寿命がありません」。
それはLEDにはフィラメントが使われていないため球切れにはならないからです。

フィラメントのある電球のイメージ

物理的に破損しない限りは半永久的に点灯する、とも言われています。

ただ、皆様もLED球の製品を使用していて、購入当初より徐々に暗くなってきたな。と感じたことがあると思います。
日本照明器具工業会では、「LEDは初期の光度(光束)の70%になったら寿命とする」と決められており、その計算上だとLEDは白熱電球の40倍、蛍光灯の4~5倍の寿命と言われています。

LEDの寿命に関してはこのようになりますが、LEDを使用した製品の不具合の多くはLED球(LED素子自体)が原因ではなく、他の部分が原因であることが多いかと思います。

電球のイメージ

ここからは、イルミネーション製品に特化してお話ししたいと思います。

これまでに多い不具合事例は、
・過度な引っ張りによる断線
 吊り下げや上空空間への設置で、ケーブルを引っ張りLEDを繋ぐケーブル部分に負荷がかかり続けたことによる断線や破損。

・風の揺れによる擦れでの断線
 日々イルミネーションが風に煽られ、決まった箇所が外壁に当たり続け、ケーブルの被覆が徐々に裂けて断線。

・水没(浸水)による故障
 水中に設置した訳ではないが、設置後に水たまりが出来てしまい長期間水没し漏電。

・踏み潰しによる破損
人が行き来する床面へ設置したことでイルミネーションが踏まれ、LEDのケースが割れて破損。

・塩害
塩害の影響を受ける場所に設置し、塩によって内部が劣化、腐食。
塩害は海水を浴びることだけではありません。海に含まれる塩分が風や波によって到達する雨や雪が原因の場合もあります。

弊社ではMK Illuminationのご使用に上記を注意した上で、製品の保証を1年としています。
(詳しくカタログ MKIllumination2023 P.81掲載)

WEB カタログ ≫

また、紫外線等による製品劣化トラブル防止のため、1シーズン3カ月間使用×3シーズンの交換をおすすめしています。
常時設置の場合、目安として3カ月に1度のメンテナンスを行ってください。

これらの不具合はイルミネーションにはつきものかもしれませんが、弊社のMK Illumination製品は世界中のさまざまな環境下で使用されてきて、その経験や顧客要望に基づき改善を重ね、他社とは一線を画するPROFESSIONAL LINEとして開発し、高い品質を誇ります。

MKイルミネーションの品質の特徴①圧倒的な防水性
MKイルミネーションの品質の特徴③引っ張りに強い
MKイルミネーションの品質の特徴②あらゆる環境での耐候性
MKイルミネーションの品質の特徴④踏んでも割れない球

また、ロープライトのUV加速度試験では、このような結果を出しています。

MKイルミネーションのロープライトの高い耐候性のイメージ

Q2.水の中でも使用出来ますか?
A2.使用できません。

MK Illumination製品のコネクターはパッキンが2重構造になりIP67と高い防水性がありますが、浸水(水没)は不具合につながる恐れがありますのでおやめください。

また、できるだけ長期間品質を保つために、

・エンドキャップ、コネクターの接続はしっかりと奥まで差し込み、締めつける。
・水に浸かる可能性のある場所には設置しない。
・常設の場合は必ずコネクター部に自己融着テープを巻き、その上から絶縁テープで仕上げる。

これらに注意できているかどうかで、Q1.の何年くらい使用できるかに大きく影響します。
MK Illuminationのコネクターは2019年から新しくなり、「差し込みが密閉性が高く」・「パッキンが2重構造に」さらに防水性が高くなりました。


Q3.不点灯になった場合球の交換は出来ますか?
A3.[Bulb String Lite – バルブストリングライト]シリーズ以外は、1球ずつの交換はできません。


Q4.撤去後のメンテナンス方法は?
A4.下記のことが重要です。

撤去したイルミネーションは、
・汚れ、水滴を落とし乾燥させる
・通気性の良いケースに入れる
・湿度が高い場所に保管しない
・直射日光や雨風の当たるところに置かない

商品についてのQ&A

Q5.ストリングってどこも一緒でしょ?他社とMK Illumination製品の違いは?
A5.どこも一緒ではありません。

MK Illumination製品は、Q1.の品質面だけではなく、「光」や「施工」面でも他社と比べて優れています。
LEDの寿命の目安となる光束維持率が他社と比べて優れています。

MKイルミネーションの光の高速維持率のイメージ

色のばらつきがなく、省エネでも明るさを保つことができます。

MKイルミネーションのこだわりの独自開発のLED

MK Illumination製品は、力強く澄んだ印象で“Brilliant White(光きらめく白)”と呼ばれる白色も特徴的ですが、

MKイルミネーションのこだわりの白色LED
MKイルミネーションのこだわりの白色LED

電球色も、日本ではシャンパンゴールド(色温度が高い)と呼ばれるものが多いですが、MK Illumination製品の電球色は、ヨーロッパの景観にマッチするようなオレンジ寄りになる、キャンドル色に近い(色温度が低い)のが特徴で、オーソドックスな色の組み合わせでも印象の強いイメージに仕上げることができます。

MKイルミネーションの電球色のLEDを使用した事例1
MKイルミネーションの電球色のLEDを使用した事例2

また、他社の場合その年のロットによって同じ色でも色合いが変わってしまうことがよくありますが、MK Illumination製品は毎年同じ色で製造することが可能です。
イルミネーションには直進の光が強い集光型・全体を明るくする拡散型と呼ばれるものがありますが、MK Illumination製品は拡散型、さらにLED球の先端に空気の気泡を入れ、その気泡に光を当てることで、全方位にやわらかい光を拡散します。

MKイルミネーションの光の拡散性にこだわった構造

その中でストリングは色数を厳選して開発し、現在ミックスタイプを含む8タイプのカラーバリエーションとなっています。

また、既にご存知の方も多いかと思いますが、結線工事不要で仕上がりが美しい「QuickFix SYSTEM」は他社には無いMK Illuminationの最大の特徴です。

MKイルミネーションのQuickFix SYSTEMのイメージ

プランニングについてのQ&A

Q6.LEDの色を選ぶ時にどのようにして選んだらいいのでしょうか?
A6.難しい質問ですね、一概に何色!と即答することはできません。

プランニングに入る際、まずは下記を調べます。
・設置する場所・・・何を目的に来る場所か?
・過去の実績・・・そこでは今までどんなイルミネーションをしてきたか?
・周りの景観・・・設置場所の背景になるような街並みや建物などがどんな材質・色合いかなど
・その場所の地域柄・・・大まかに言えば、都会か地方か・ビル街か自然豊かな環境下か

イルミネーションの設置される背景により、見え方は大きく異なります。
下記の事例をご覧ください。

石造りの建物に電球色のイルミネーションを取り入れた事例
反射するガラス張りの建物に電球色のイルミネーションを取り入れた事例

石造りの建物と、反射するガラス張りの建物ではイルミネーションも見え方が違います。
また、過去にイルミネーションをしたことがある場所でしたら良かった・良くなかった点をヒアリングして参考にします。
そして、地域柄は単純に言えば「都会の景観には白色が似合う」「地方の景観には電球色が似合う」というベースがあります。

白色のイルミネーションが合う都会の景観
電球色のイルミネーションが合う地方の景観

自然の中に溶け込むには電球色などのやわらかい色合いが似合います。

自然に電球色のイルミネーションが溶け込んでいる事例1
自然に電球色のイルミネーションが溶け込んでいる事例2

しかし、地方で行うイルミネーションでは目的や意図により、先進的なデザインをあえて創ったり「通常」とは違うプランニングをすることもあります。
そのためにプランニングのステップの次の段階は下記となります。

・クライアントの要望(何のためにイルミネーションをするか)
・ターゲット層(どんな人たちが来るか・来て欲しいか)
・どんな印象を持たれたいか(見る方に)
それにより流行(イルミネーションだけではなく一般的な流行も)を取り入れたり、こう見られたい!という印象操作なども行います。

また前述の通り数シーズン使用できるイルミネーションなので、癖のある配色にするのではなく、ベースは白色or電球色、毎年交換する部分にアクセントとしてカラーイルミネーションを配置する、ということを提案することがあります。


Q7.[String Lite – ストリングライト]のフラッシュ入りはどのようなシーンで使うといいですか?
A7.フラッシュはプログラム制御をせず、イルミネーションを動かせる(自動点滅)唯一の方法です。

また、MK Illuminationのフラッシュは、他社と比べると控えめな印象があるかと思いますが、100球の内12球という長年の経験から生み出したバランスで構成されており、品のあるフラッシュです。
フラッシュは電球色・白色の2カラーで電球色のイルミネーションに白色のフラッシュの場合は、よりフラッシュの煌めきを目立たせることができます。

一つの例ですが、現状は人通りが少なく空き家の多い地方の通りにイルミネーションを設置した際、なるべく賑やかに見えるようにフラッシュタイプを採用しました。
しかし、車道のため車を運転される方がチカチカと眩しくならないように、目線の高さ以上の上部にのみフラッシュを取り入れました。

このように、動きとして賑やかさをプラスしたい場所にはフラッシュタイプが有効的です。


Q8.[Bulb String Lite – バルブストリングライト]はどのようなシーンで使うのがおすすめですか?
A8.バルブストリングライトは万能イルミネーション!

イルミネーションのLED球より大きく、照明器具より小ぶりなバルブストリングライトはさまざまなシーンで活躍します。

・ストリングの代わりとして

バルブストリングライトを取り入れたクリスマスツリー

樹木などに[String Lite – ストリングライト]を付けるのと同じように[Bulb String Lite – バルブストリングライト]を設置します。イルミネーションより1球あたりが大きいので、イルミネーションより少ない球数(本数ではなく、球数)で十分です。

・灯りをとる照明として

バルブストリングライトを明るさ取りの照明として取り入れた事例

よくキャンプなどのアウトドアシーンやガーデン装飾で使われる、ガーランドライト・パーティライト・ソケットライトと呼ばれる電球が連なった商品があると思いますが、[Bulb String Lite – バルブストリングライト]はMK Illumination製品。「QuickFix SYSTEM」で簡単に連結して設置することが可能です。

・アクセントとして

バルブストリングライトを空間のアクセントとして取り入れた事例

[Bulb String Lite – バルブストリングライト]にもフラッシュタイプがあります。[String Lite – ストリングライト]と併用して使うことでストロボに近いアクセントを作ることができます。
また[Bulb String Lite – バルブストリングライト]は1球ずつ交換可能。6カラーから選んで2トーンにしたり、カラーリングをデザインするのもオリジナリティを出すことができます。

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いかがでしたでしょうか?
これらのQ&A以外にも質問があれば、いつでも弊社担当にお問合せください。

お問い合わせ ≫

JAPAN SHOP 2024出展のご案内

JAPAN SHOP 2023の出展の様子

※写真はJAPAN SHOP 2023の様子になります。

弊社は 2024年3月12日(火)〜3月15日(金)に東京ビッグサイトで開催されます『JAPAN SHOP 2024』に出展いたします。
今回の展示では、MKイルミネーションの世界観が伝わる大型イルミネーションから、MKイルミネーションの光や品質の特徴、また世界のイルミネーションの流行がわかる展示内容となっております。
また、イルミネーション以外にも、自社製造しているLEDサインや、デザイン性が世界中で高く評価されている照明のVibiaも併せて展示いたします。

【出展概要】
□ 日時:
2024年3月12日(火)〜15日(金)
10:00~17:00(最終日16:30まで)

□ 会場:
東京ビッグサイト 東展示棟
〒135-0063 東京都江東区有明3丁目10-1

□ 出展小間位置:
東4ホール (JS4147)

JAPAN SHOP 公式サイト ≫

この記事を書いた人

イルミネーションデザイナーよしおか

吉岡理恵/Rie Yoshioka(株式会社RAYS FACTORY) イルミネーション、ディスプレイ等の企画・デザイン。 第37回ディスプレイ産業賞入選 https://www.raysfactory-web.com/

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