光る切り文字サイン ライティングフェイスサインのご紹介


ただ単にライトを設置するのではなく、建材自体に光を取り込む方法を考えて開発されたライティングフェイス。空間に最適な光のあり方を考え、心地よい明るさを提供してくれる建材ですが、そのシリーズに新たに、文字が浮かぶように光る「ライティングフェイスサイン」が追加されました。今回は、その「ライティングフェイスサイン」についてご紹介します。

開発経緯


ここしばらく、表札でも館銘板でも看板よりも切り文字がトレンドとして続いています。例として挙げられるのが、空中に文字が浮かんでいるように見え不思議な印象を与える天吊りのサインです。

天吊りサインの例
天吊りサインの例

このように切り文字を光らせることができれば、サインとして十分にかっこよくなることはわかっていましたが、切り文字のサインは文字ごとに配線・結線が必要であったり、文字ごとに取り付け位置を合わせる必要があったりと、施工が大変なことが課題でした。
施工性という課題の解決方法に悩んでいるときに、LEDサイン製作を行っている部署の開発チームから光る切り文字が一体となったLEDサンプルを提案されました。

サンプルとして見せてもらったサインの構造は、建材に光を取り入れられるライティングフェイス用の建材(柱と桁)と組み合わせられそうだったので、そのイメージと使用シーンをスケッチや商品案としてまとめ、ようやく「ライティングフェイス サイン」が形になりました。

ライティングフェイスサインの開発サンプル
ライティングフェイスサインの仕様イメージのスケッチ
ライティングフェイスサインの仕様イメージのスケッチ

光きわ立つ切り文字のサイン

宙に浮いているかのようなサイン

ライティングフェイスサインを桁に施工した時の例
桁タイプ
ライティングフェイスサインを柱に施工した時の例
柱タイプ

「ライティングフェイスサイン」は、従来のライティングフェイスシリーズと同様に、建材に取り付ける形の光るサインです。桁に吊り下げたり、柱に取り付けて施工するため、背面に壁がなく、宙に浮いているかのような印象を与えます。お店にあるようなおしゃれな見た目がこの商品の一番の魅力と言っていいでしょう。
この商品を見ると、左下図の店舗や施設にあるようなサイン一つひとつから配線が出ていて設置が難しい仕様を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、このような一般的なLEDサインとは違いがあります。

一般的なLEDサインの配線イメージ図
一般的なLEDサイン
ライティングフェイスサインの配線イメージ図
ライティングフェイスサイン

ライティングフェイスサインは、文字は独立して光りますが、電線はひとつにまとまっています。コードの接続は簡単で、取付構造も既存の建材に合わせているので、難しいことはありません。また、一体構造なので文字同士の間隔が固定されており、文字1つひとつの取付位置を決める、という作業の手間が省けます。

ローボルトシステムを採用


ローボルトを採用していることにより、他の屋外照明と同じように取り扱うことができます。
ライティングフェイスサインは、12Vと24Vで仕様が分かれているため、一般住宅のような12Vシステムでよい現場であれば12V仕様を、公共施設や少し規模の大きい現場のような24Vシステムを扱う現場であれば24V仕様を選択することで、屋外照明のように簡単にサインを取り入れることができます。

ブレーカーが落ちず安心であることを表している図
ブレーカーが落ちず安心
電気資格は不要であることを表している図
電気資格は不要
電気施工の委託いらずで時間とコスト削減ができることを表している図
電気施工の委託いらずで時間とコスト削減

オリジナリティのあるサインを


本商品は、書体や発光色など6つの仕様を選択していただくだけで、自分だけのオリジナリティ溢れるサインを作ることができるようになっています。
オーダーできる項目は以下の通りです。

文字サイズ
文字サイズはH40、H80、H100、H120の4種類から選択できます。文字数や取り付ける空間に合わせてサイズをお選びください。

書体
書体は和文書体であれば4種類、欧文・数字書体であれば5種類の計9種類があります。(下図参照)

ライティングフェイスサインの選べる書体の図

文字並びと取付方向
文字の並びの方向や取付方向は桁タイプ・柱タイプで異なります。

ライティングフェイスサインの選べる文字並びと取付方向の図

発光色
発光色は、電球色と白色の2色から選ぶことができます。
空間のテイストや、まわりの照明器具の色味に合う方をお選びください。

ライティングフェイスサインの選べる発光色の図

対応電圧
サインの電圧は、「ローボルトシステムを採用」の項目でご紹介した通り、12V仕様と24V仕様から現場に合わせて選択できます。

建材カラー
建材の色は定番カラーとして、ダークパイン・ブラックエボニー・ブラウンエボニー・京町家かきちゃの4色から選択でき、他にも受注生産としてマットブラック・マットライトグレー・マットダークグレーの3色が選べ、全7種類のカラーバリエーションになります。

ライティングフェイスサインの選べる建材カラーの図

ライティングフェイス サインの使用例

集合住宅なら…

ライティングフェイスサインを集合住宅に施工した時の例

集合住宅のようにエントランスに設置するなら、ゲート状の建材に取り付けたり、写真のように横並びにし、看板風に建材と組み合わせるのがおすすめです。文字高さH100もしくはH120を選択することで、遠くからでもはっきりと視認できる存在感のあるエントランスサインになります。

一般住宅なら…

ライティングフェイスサインを一般住宅に施工した時の例

一般住宅の玄関周りではスリットフェンスなどの柱状の建材が用いられていますが、そういった建材にライティングフェイスサインを組み合わせることで、サインが柱から顔を覗かせているような少し遊び心のある表札を再現できます。そのとき文字高さはH40にすることで、一般住宅の空間にも馴染みやすく、主張しすぎないスタイリッシュな演出に仕上げることができます。

小型店舗なら…

ライティングフェイスサインを小型店舗に施工した時の例

非住宅の分野でも、小型店舗などの看板に取り入れることで夜にも視認性抜群の看板サインになります。ゲート状の看板に横並びのライティングフェイスサインを組込むことで、外構のおしゃれさをワンランクアップさせられ、華やかなLEDサインがお客様をお出迎えします。


いかがでしたでしょうか。従来のライティングフェイスにサインを組み合わせたこのサインは、施工スピードに優れていたり、オーダーメイドで自由度が高かったりと、いいこと尽くしです。光る文字のサインが浮いているような感覚は、サインの表現の幅を広げることでしょう。

興味のある方はぜひ、製品ページからご確認ください。

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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