最近では、お家での暮らしの価値が見直され、夜にはお庭をライトアップすることが当たり前のようになってきています。その中で、照明の種類の一つのガーデンアップライトは、今や最もよく取り入れられている人気の照明です。植栽を照らすのに最適な照明ですが、2021年7月には、壁面・床面・軒天井に、樹木や花などの模様を投影することができる、「グラフィックスポットライト」という、従来のガーデンアップライトとは使い方が一風変わったアイテムが登場しました。今回はそのグラフィックスポットライトと同様、今までのガーデンアップライトとはまた違う表現ができる「デザイニングスポットライト」をご紹介します。
開発経緯
今までのガーデンアップライトは、均一な光でライトアップするために設計開発していましたが、その発想を逆転させてみたらどうだろう?という考えが、デザイニングスポットライトのアイデアのスタート地点でした。均一な光でライトアップされた空間の中にムラのある光を加えることで、また違った印象の空間が見えてくるのではないかと思い、デザイニングスポットライトの開発に踏み切りました。
以前ご紹介したグラフィックスポットライトは、形のはっきりした模様、言わば”具象柄”を映し出す照明です。それに対して、デザイニングスポットライトは、不定形な模様、言わば”抽象柄”を映し出す照明で、ステンドグラスから差し込まれる光からイメージの着想を得ています。そのため柄を作り出すためのガラスフィルターにもこだわり、自然な光を表現するためにひとつとして同じ模様にならないようにしています。そのため、連灯してもそれぞれの柄が微妙に異なり、様々な光の表情を見ることができるのです。
デザイニングスポットライトはグラフィックスポットライトに似ていますが、「唯一無二な空間をデザインしてほしい」「自然現象でできたような光を表現したい」など、少し異なった様々な想いが込められています。
唯一無二の柄で
空間をデザインする照明
デザイニングスポットライトは、壁面や軒天井、床面に模様を投影し、芸術的な空間を演出することができる照明です。
シンプルな構造
デザイニングスポットライトの気になる構造は、至ってシンプルです。
取り付けているガラスフィルターの奥には点光源としてLEDチップがあり、そこから光が放たれます。ガラスフィルターは凸凹になっているので、それを通った光は乱反射し、その光が柄となって浮かび上がります。
抽象柄のフィルター
取り付けるフィルターは2種類あります。
模様はどちらも「自然」をモチーフにしているので、周りの景観によく馴染みます。
フラッフィ
まるでたんぽぽの“わたげ”のように柔らかく広がる光。ほどよい光のムラが上品で高級感のある空間をつくります。
ロータス
光の粒が大きく、きらめくような光。蓮の花のような演出や、水面の揺らめきのような光を演出できます。
多彩な設置方法
ライトにはスパイクが付属しているので、地面に挿して使うことができますが、下の画像のように、壁面やハイポールに取り付けて路面に模様を映すこともできます。ハイポールは、取り付けられる壁がない時におすすめです。
また、低くカットしたポールに取り付けて、一定の間隔で連灯させることで、歩くのが楽しいアプローチとして演出できます。
照らし方で異なる光の表情
デザイニングスポットライトは、従来のガーデンアップライトとはまた少し勝手が違うので、ちょっとしたコツがあります。
そのライティングの方法を図でご紹介します。
デザイニングスポットライトの使用例
壁面に
シンプルな壁面にも動きのあるライティングに。「フラッフィ」を壁面をなめるように用いることで、光の粒や線が散らばっているような表現にすることができます。
軒天井に
まるで揺らめくような光で安らぎと心地良さを。「ロータス」を軒天井に向かって用いることで、水面に反射した光のように落ち着きを感じられる天井を表現することができます。
床面に
何気ない足元に特別感を演出。「ロータス」を床面に向かって用いることで、光の絨毯を作ることができます。
いかがだったでしょうか。デザイニングスポットライトは、従来のガーデンアップライトとはまた違う使い方で、壁面等に模様を描くことができる芸術的な照明です。ムラのある光で、様々な魅せ方ができるので、自由度の高い空間を作り上げることができます。
ご興味のある方はぜひ、製品ページからご確認ください。
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