“大呂自然休養村センター”のライティング
大呂自然休養村センターについて
今回は、我々“Creative Lab.”が手掛けた、京都府福知山市にある大呂自然休養村センターのライティングを紹介します。
豊かな自然環境の中で、農村と都市住民との交流を促進する目的でつくられ、天然芝のグラウンドゴルフ場、キャンプ場などの施設と合わせて、研修会・宿泊・グループの親睦などに使用されているというレジャー施設。
こちらのランドスケープの計画において、宿泊部屋や宴会場からの夜の眺めと外でも過ごせるようなライティングを行いたいと、外構業者様よりご依頼いただき計画しました。
ライティングポイント
室内と外をつなぐ光のバランス
宿泊部屋や宴会場から見える夜の庭に広さを感じさせ、眺めのよい空間を演出するため、室内「4」:庭空間「1」:境界壁面「2」の明るさの基準を設定。室内の明るさが「4」に対して、境界壁面を「2」で照らすことによって、ミラー現象(室内が明る過ぎると窓に室内の景色が映り込むこと)を防ぎ、室内から美しい外の風景を眺められるようにしました。
また、庭空間は床面を中心とし景観への影響が小さいことから、足元の安全は確保しつつも周りを邪魔しないということを目的で「1」の割合で照らしました。
明るさ感をつくる鉛直面のライティング
大自然に囲まれたこの場所は夜になると真っ暗なため、明るさ感を感じられる壁面のライティングを重要視し、樹木や隣室との仕切りを照らすことによって、明るさ感をつくりました。
また、使用する照明器具の種類を絞り、全て電球色で照らすことによって空間に統一感を演出。同じ対象物には同じライティングを行うことによってリズム感をつくり、奥行きのある空間に仕上げました。
統一された照明器具と光
使用器具
昼は豊かな大自然の景色を楽しみ、夜はあたたかい光で照らされた空間でのんびりと過ごせる演出となっています。ぜひ足を運んでみてください。
■Creative Lab.
屋外照明のプロフェッショナル集団。庭に快適な光を計画・提案する〝ライティングデザインチーム〟、庭に新たな光を考え、創造する〝プロダクトデザインチーム〟、庭に最適な照明器具を形にする〝設計開発チーム〟、庭の光の価値を伝える〝セールスプランニングチーム〟で構成されています。Lab. Designでは、今後も私たちが手掛けたお仕事をご紹介していきます。
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