“人生を結ぶ家 ゆいの希”のライティング
人生を結ぶ家 ゆいの希について
今回は、我々“Creative Lab.”が手掛けた、大阪府阪南市にあるサービス付き高齢者向け住宅“人生を結ぶ家 ゆいの希”のライティングを紹介します。
カフェでお茶を楽しんだり、お庭で季節を感じたり、入居者さんはもちろんのこと、そのご家族も一緒にくつろげるように作られた施設。こちらの中庭を、室内から眺められ、暗くなっても散歩ができるようにしたいとのご依頼をいただき照明計画をしました。
ライティングポイント
高齢者に寄り添った照明計画
ご高齢の方々が生活する施設ということもあり、「全体照度を高めに明るく」「グレア(眩しさ)のない」照明計画を提案。高さのある樹木を照らすアップライトには、光の広がりを絞りあらゆる方向からのまぶしさをカットするスヌートを装着。花壇や遊歩道付近には、上から光源が直接見えないスプレッドライトやパスライトを選択し、まぶしさで不快感を与えないようにしています。
室内から眺められるライティング
四季折々の花や緑の鮮やかさを室内からもしっかりと感じられるようなライティングを心掛けました。ミラー効果(窓に室内の様子が映り込む現象)を防ぐため、通常よりも明るめの照明器具を使い、明るさを確保。高さのある樹木はアップライトで存在感を際立たせ、低い植栽は下方配光のスプレッドライトで美しく照らしました。
また、全体的に上下の光を入れることによって、広がりのある空間を演出しました。
動線を明るく照らす“あかりだまり”
中庭の花壇の周りには、ゆっくりと散歩ができる広い遊歩道もあるため、陰影の美しさを感じられる“あかりだまり”を点在させながら、全体の足元の照度はしっかりと確保しました。
景観を損なわない器具塗装
豊かな植栽の景観を損なわないよう照明器具の塗装にも配慮し、「チャコールグリーン」という植物の葉の色と調和する植栽の影のようなカラーで統一しました。
使用器具
全体的にとてもシンプルなライティングですが、その空間を利用する方々に寄り添ったあたたかみのあるライティングとなりました。
■Creative Lab.
屋外照明のプロフェッショナル集団。庭に快適な光を計画・提案する〝ライティングデザインチーム〟、庭に新たな光を考え、創造する〝プロダクトデザインチーム〟、庭に最適な照明器具を形にする〝設計開発チーム〟、庭の光の価値を伝える〝セールスプランニングチーム〟で構成されています。Lab. Designでは、今後も私たちが手掛けたお仕事をご紹介していきます。
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