基礎からマニアックなところまで確認できる LEDサインサンプルの活用法

ものの見え方、とりわけ光の見え方は環境に影響を受けやすいものです。実際につけたい場所にLEDサインをつけた場合にどんな見え方、光り方になるんだろう。そんな疑問を先に解決していただけるよう、タカショーデジテックではLEDサインサンプルの無料貸し出しも行なっています。そのサンプルがどのように活用されているのかを営業担当スタッフの話をもとにご紹介します。

仕様を比べる
LEDサインサンプル

取り付けるのは屋外か屋内か、周辺にどんな色や光があるのか。発光色や発光仕様はカタログだけで判断できない場合があると思います。そんな時、現場に持ち出して確認できるのがLEDサインの貸出サンプルの利点です。貸出サンプルはLEDIUS SIGNの中でも定番のPRO/SMARTから始まり、人気のNEOシリーズ、その他あわせて約40種類のLEDサインサンプルから気になる仕様を選んで見ていただくことができます。

中でもサンプルを用いて確認したいと要望が多いのが「色」。塗装の色や色温度、シートを貼って光らせた場合に光を通すとどんな色になるのかなど、それぞれのケースで気になる部分を解決していただくには、実際見てもらうのが一番の近道。最初のイメージをつくる場合には先ほどのような貸出サンプルで基礎的な部分を見ていただきますが、より細かな仕様が決まっているときには施主様だけではなく設計士さんにも確認していただくために実物を見ていただく場合もよくあります。特にシート貼りが必要なものや塗装の色味を確認したいものなどは、お客様の要望によって条件がまったく異なってくるので、貸出サンプルとしてではなく、案件に応じた個別のサンプルをつくっています。お客様がどれにしようか迷われている際などに、これらのLEDサインサンプルを確認していだくことが目的です。実際に見ていただくことで現場にあったイメージを確かなものにしていただきます。

貸出サンプルのイメージ

貸出サンプルでできること

では貸し出したサンプルがどのように使われているかというと、壁やボードサンプル、タイルサンプルなどに取り付けた体で照らして、照度や光り方、光源が見えるかどうかなど、現場との相性を見たりしています。専門的な部分に踏み込んだサンプル依頼の場合は、温度5000Kと6000Kどちらにしようか、緑色を表現したい場合に緑の光源を使うか、緑のシートを表面に貼るか、その場合の中の光源の色温度の違いなど、細かな部分で迷われるケースも。塗装の色、シートの色、光源の色、それぞれで色味の違いはやはりあるもの。塗装と光源の両方に色を入れる場合もあり、より濃厚な色の表現が可能になります。
そういった複雑な色味を要望される際には、こちらからサンプルでの確認を提案することもあります。サインの完成後に思ったものと違うということがないように、サンプルの段階で実際に見ていただくことも大事な工程です。

こだわりの挑戦にも
サンプルが活躍

最近の事例で言うと「ネオンの裏側も丸くしてほしい」というオーダーがありました。LEDネオンは、本来壁との接触面は平らになっているタイプですが、裏側も丸みがほしいというご要望でした。全周丸い360度タイプではなく、ギリギリまで丸みをもたせ、よりネオン管に近くすることが目的と「見えない」部分までこだわったオーダーです。これまでなかったパターンのため、どうなるか工場と相談しながらまずはサンプルを作ることを始めました。「こういった“なかった”やり方をオーダーいただくことで、工場と一緒に成長しています」と担当スタッフは話しています。

LEDネオンの人気により施主様などから直接のお問い合わせをいただくことも増え、すでに仕様やコストが決まっていないといけないわけだけではなく、まだ予算が決まってない段階からのスタートでも自由な提案ができるようになっています。オフィスにはショールームもありますので、弊社からお伺いするのがNGな方はショールームにお越しいただき、実物を見ていただけます。実物を見て判断してみたいという場合にはぜひお気軽にお問い合わせください。