<DIGITEC SIGN NEWS 3月号> LEDサインを点灯確認する方法

こんにちは。いつもお世話になっております。
DIGITEC SIGN NEWSをご覧いただきありがとうございます。

春の足音が次第に大きく聞こえる季節となりましたね。3月のイベントとしてすっかり定着したホワイトデー。3月14日にはさらに別の記念日があるのをご存知でしょうか。ヒントは3.14という数字の並び。そう、「円周率の日」でもあるのです。英語では「Pi Day」と呼ばれているそうですよ。数学の象徴的な数字が、日常の中でこんな形で親しまれているのは面白いですよね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいこの時期。温かい飲み物を片手に、お仕事の合間にひと息つきながらこのメールマガジンを楽しんでいただければ幸いです。

今回のメルマガでは、設計やデザインに携わる方からよくご質問いただくLEDサインの接続方法についてお届けいたします。ポイントを理解すればご自身で点灯確認のための結線作業などはできるようになると思われます。ぜひ最後までお付き合いください。

LEDサインを安全に点灯させるには?

設計やデザインに携わる方からよくあるご質問、「どうやってLEDサインを接続すればいいのか」。現場の仕上がりを確認するために、事前にLEDサインの光り方を把握しておきたい方は少なくありません。そこで今回は、LEDサインを実際に安全に設置するための前提条件や、LEDサインを実際に光らせて確認するための手順などをダイジェストでご紹介します。

【はじめに】安全に設置するために

今回、LEDサインの結線方法や点灯確認などの手順をご紹介しますが、前提としてLEDサインの設置作業を「誰が行うか」については、いくつかのポイントを踏まえておく必要があります。特に店舗や商業施設など多くの人が訪れる場所などでは、安全性や法令遵守、設置後の見通し判断などが重要となってきます。また、使用する電圧も安全性には大きく関わってきます。通常コンセントや電源から出力される電圧はAC(交流)100Vと高電圧のため、電気工事士資格などを有する専門家でないと取り扱いできません。(36V以下に変圧されていれば資格がなくても安全に取り扱いいただけます。)なかには、費用を抑えるために業者に依頼せず自分たちで設置したいという施主様もいらっしゃいますが、DIYの延長線上で単純に考えていると途中で頓挫するケースも多く、場合によっては後に大きな事故にも繋がります。適切な資格や経験を持つ方に依頼することをお薦めすると同時に、LEDサインの実際の設置作業や施工は以下のような専門家が行うことを前提とお考えください。

①電気工事士(資格保有者)

②ディスプレイ業者

③看板専門業者

\それぞれの専門家の違いなど詳細については特集記事で!/

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【実践】基本を理解すればできること

前項で紹介したように、サインの設置作業は安全性や法令遵守が求められるため、適切な資格を持った専門家が行う必要があります。
しかし、変圧トランスを介したLEDサインの点灯確認の作業自体には電気工事士資格は必要ありません!これから説明する内容を正しく理解し、手順通りに行えば読者の方でも「結線作業」や「点灯確認」はできるのです。では実際に安全かつ正確に接続するために必要なものと方法を、順を追って解説していきます。

○必要な道具と材料

LEDサインと変圧トランスを接続するために必要な道具と材料を、以下にまとめました。これらを事前に準備してから作業を始めることをお勧めします。

・(ご使用される)LEDサイン

【CHECK項目】
□LEDサインの仕様電圧(12V or 24V)

・変圧トランス(直流電流)

【CHECK項目】
□変圧トランスの出力電圧(12V or 24V)
□変圧トランスの出力電流(直流のみ可,交流不可)

・電線

【CHECK項目】
□電線の太さ(流れる電流値に対して適切か)

・ワイヤーストリッパー

・その他
→ドライバー(電線の接続に使用)
→絶縁テープまたはコネクタ(接続部分の防水に使用) ※点灯確認のみの場合は不要
→その他工具類(ペンチ、テスターなど)

\それぞれの準備物の詳細については特集記事で!/

特集記事 ≫

○作業手順

では準備ができたところで、LEDサインを変圧トランスに接続する手順は以下の通りです。本メルマガでは簡単にご説明させていただきます。より詳細で丁寧な解説については特集記事をご覧ください。

①安全確認

作業を始める前に、まず最初に行うべきことは「安全確認」です。電気を扱う作業では安全第一です。
→変圧トランスの通電確認
→変圧トランスの仕様確認

さまざまな仕様の変圧トランス

②変圧トランスの設置

変圧トランスは、安全かつ適切な場所に設置することが重要です。設置場所をしっかりと選びましょう。

→通気性の良い場所に設置する
→屋外の場合は防水ケースを使用
→(実際の使用条件を考慮する場合)設置場所に合わせた固定方法

防水ボックスへのおさめ方(参考)

③電線の準備

次に、変圧トランスとLEDサインを接続するための電線を準備します。長さを測り、被覆を剥く作業です。

→電線の長さを測定
→ワイヤーストリッパーで被覆を剥く

電線の長さをはかる

電線のコード被覆を剥く

電線の電線被覆を剥く

④変圧トランスと電線の接続

次に、変圧トランスと電線を接続します。この段階では、変圧トランス側の「+(プラス)」端子と「-(マイナス)」端子に電線をしっかり接続します。

→白(もしくは赤)の電線をLEDサインの「+」端子に接続
→黒い電線を「-」端子に接続
→端子がしっかりと閉まっていることを確認
→絶縁テープ(ビニールテープ)で端子を保護

※屋外設置の場合、絶縁テープに加え自己融着テープも必要ですが、点灯確認をするだけであれば、自己融着テープまで巻く必要はありません。

圧着端子での接続

ワンタッチ端子での接続
(屋外施工時不可)

➄LEDサインと電線の接続

次に、電線をLEDサイン側に接続します。LEDサイン側にも「+」と「-」がありますので、それぞれに白(もしくは赤)と黒の電線を接続します。

→白(もしくは赤)の電線をLEDサインの「+」端子に接続
→黒の電線をLEDサインの「-」端子に接続
→接続部分を絶縁テープまたはコネクタで保護

※屋外設置の場合、絶縁テープに加え自己融着テープも必要ですが、点灯確認をするだけであれば、自己融着テープまで巻く必要はありません。

LEDサインと変圧トランスを接続したイメージ

⑥動作確認

最後に、接続が完了したら、変圧トランスのプラグをコンセントに差し込み、LEDサインが正常に点灯するか確認します。

→LEDサインが点灯するか確認

点灯確認の様子

\それぞれの行程の詳細については特集記事で!/

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【最後に】まとめと注意点

LEDサインを変圧トランスに接続する際は、安全確認を行い、必要な道具を揃え、丁寧に作業を進めていくことが大切です。また、電圧降下を防ぐために、電線の太さや距離にも注意を払い、適切な配線を行いましょう。配線作業が終わった後の動作確認も重要です。LEDサインが正常に点灯しない場合は、接続を再確認することが必要です。
これらを理解することで、軽微な作業であればご自身でもできるようになります。機会があればぜひお試しください。


最後までご覧いただきましてありがとうございました。
これからも弊社の最新ニュースを皆様にお届けしてまいります。
どうぞ引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

営業部 サイングループ

LEDサインの営業をメインに行う営業グループです。 東京オフィスと大阪オフィスを起点に、日本全国の様々な商業空間にLEDサインをはじめとする屋外の商材を提案しています。定番商品のご提案だけではなく、よりお客様の理想やイメージに近いLEDサインに仕上げられるよう、柔軟なご提案ができるよう心がけています。

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