“Creative”な心で“光”を届ける Creative Lab.で働く社員紹介 No.2

LEDサインやライティング、イルミネーションなど、さまざまな光を扱うタカショーデジテック。それぞれの部門に製造や営業などの部署がある中で、あまり表に見えてきづらい部署が、商品の企画開発や品質管理、販売促進、さらにデザインなどを行なう「Creative Lab.」です。
直接「光」を生み出す製造部門に対し、その表現方法や演出、プロモーション・デザインなどで人の心に光を届けるラボメンバーは、職人とはまた違った光のプロ集団。そんな企画開発部署ならではの目線や光へのこだわりをじっくりとご紹介します。

今回ご紹介するのは品質管理チームの兒島諄さん。商品の不具合を確かめたり、問題がないかを検証したり、発売後に生じた不具合の原因を特定し改善に導く、日頃表にはでないバックオフィスの業務に携わり、デジテックの品質を支える頼もしいエンジニアの1人です。

さまざまなケースで品質を検証

工業高校の電気科を卒業後、デジテックに入社した兒島さん。高校時代はメカトロニクス部に所属し、ロボットコンテストにも参加するメカ好き男子だったそう。そんな風にものづくりに携わってきたことから入社時は内心製造を希望していたそうですが、配属は品質管理。最初は「品質管理=調べることがとにかく多くて難しい」からのスタートでした。

散水試験を行っている様子
散水試験の機械を扱っている様子

新商品に対して検証を行っている様子

現在(2022年)入社6年目。既に発売した商品の不具合の原因を検証するだけでなく、新商品の開発段階でさまざまな使用ケースを想定し、法律で定められた基準を満たしているかを試験装置で調べたりしています。擬似的に雨を降らせて中に水が入らないかを調べる試験など、行う検証はさまざま。長いものになると数ヶ月かけて念入りにチェックすることも。時に設計開発のチームと共同で動いたり、社外の大きな試験施設に赴くこともあったりと業務は多岐にわたります。
「発売前の商品の検証は、特に慎重にチェックすることを心がけています。何か見落としがあって発売後に不具合が生じると、お客様にご迷惑がかかるだけでなくアフターサポートにも関わって後々自分たちにも返ってくることになる。お客様のためにも会社のためにも、集中して当たります」と兒島さん。
検証で得た知識をもとに現場からどう使用すればいいのかといった問い合わせに答えるのも彼の担当。まさに品質保持や改善の要を担っているのが「品質管理チーム」です。

品質管理も“ものづくり”の一部

新商品の開発段階に関わり始めたのはここ3年ほど。初めて社外に試験をしに行った時のことが印象的だったと言います。一般的なコンセントが100Vの電圧なのに対し、突発的に雷が落ちて瞬間的に100V以上の電気が流れることもあり得ないことではありません。その場合に問題が生じないか耐性を確認する試験は社内ではできないため、社外の試験施設へ。日頃目にすることのない大型の試験装置に目を奪われたのだとか。全く知識のないところからのスタートだったことから、日々新たな発見を繰り返してきました。
品質管理や検証と聞くと、かなり緻密な性格なのかと思いきや「普段はそんなに慎重派ではないんです」という。でもやると決めたことには集中するタイプなため、作業時はその力を遺憾なく発揮する職人気質の持ち主でもあります。わずかな電流の振れも見逃さないよう見つめる表情は真剣そのもの。製造ではないものの、今では「品質管理」という部分でものづくりに関わることに誇りを持っていることがひしひしと伝わってきます。
難しいのは既存品での問題をチェックすること。部品が多い中で電気部分の見えない不具合を見つけることにひと苦労。1つ1つ部品を基盤から外して電気が流れる状態にあるのか、数値が変動していないかを確かめます。

商品の不具合検証をしている様子
不具合検証をしている様子

商品の不具合検証をしている様子

「品質管理を極めたい」

入社前に学校で会社紹介を見た時に惹かれたきっかけはイルミネーションだったそう。そして、ちょうどデジテックが手がけるイルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェ」が初開催された年に入社したことから、取り付けや配線工事などでイルミネーションには入社早々関わることができました。

2017年のフェスタルーチェの様子
2017年のフェスタルーチェの様子

兒島さんが初めて関わった
2017年のフェスタルーチェの様子

規模が大きいだけでなく前例のない仕事。イルミネーションの取り付けの作業だけでなく、初日にはスタッフとしてセレモニーや店頭販売に参加。来場した人の喜ぶ声をリアルに聞くことができ「やってよかった」と嬉しさがこみあげたそうです。
そんな兒島さんが最近考えていることは「やって後悔するより、やらないでする後悔の方が大きい」。きっかけはプライベートで欲しかったものを買い逃したことですが、仕事でもできるだけ迷ったらやろうと思うようになったのだそう。今後やりたいことは難しい基盤の製作や、検証をひとりでできるようになること。目指すは憧れのチーフ・スペシャリストのように、頼れる存在になることです。そしてその先には「品質管理を極めたい」が何よりの目標です。

商品のアフターサポートでお客様対応をしている様子
商品のアフターサポートでお客様対応をしている様子

アフターサポートでお客様対応をしている様子

入社6年目ながらまだ20代前半。全体的にスタッフが若く、賑やかなこともデジテックの特徴のひとつです。兒島さんも模型作りやゲーム、アニメが好きということもあり、部署内では時に共通話題のガンダムで盛り上がったりと、年齢に関係なくコミュニケーションを深めているそう。賑やかに、でも節度を守って、仕事に向き合う時は真剣に。その姿は部署を問わず社内全体に通ずるものだと自負しています。今回のインタビューではその中で製品の裏側にある品質の守り手としての誇りを感じることができました。みなさんの身近にも私たちの製品があるかもしれません。きっとその全てに、同じように彼らの想いがぎゅっと詰まっているはずです。

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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