パパ・ママの職場を見て、触れる 子が親の背中を知る「子ども参観日」

通常「参観日」と言えば、保育参観や授業参観という風に子どもの保育園や学校での様子を保護者が見学する行事ですよね。でも、逆にパパやママの普段の仕事の様子を見る機会があってもいいと思いませんか? そんなきっかけから始まったタカショーデジテックの「子ども参観日」。コロナ禍によって一時中断していましたが、今年(2024年)パワーアップしてリスタート。参加してくれた子どもたちには、保護者の職場を見学するだけでなく、デジテックならではの体験を楽しんでもらいました。

「子ども参観日」とは

福利厚生の一環として2016年に始まった「子ども参観日」。運営を、社内の交流イベントなどの企画を仕切る「レクリエーション委員会」が行う社内行事でした。新型コロナウイルス感染症の影響で2019年を最後に行われなくなっていましたが、流行の緩和に伴い復活を望む声が高まったこともあり、2024年ついに復活することに。そこで、今回は社内で他の委員会活動を行う「環境委員会」、「5S委員会」も共同で企画し、「これまで以上の内容で子どもたちを迎えよう」となりました。
開催が夏休み期間ということもあり、内容は社内の見学と夏休みの自由研究にもなる工作の2本立て。工作ではこれまで市販の工作キットを使っていましたが、デジテックらしい内容でより会社の仕事を知ってもらおうと、今回は3委員会のメンバーから企画を募り、最終的に予算や所用時間などを考えて「ステンドガラスアート」「クリスマスオーナメント」の2つを採用。アクリルを切り出したり、サンプルを作ったりしてオリジナルの工作キットを作成し、子どもたちを迎えました。

子ども参観日に参加したメンバーでの集合写真

子ども参観日当日の集合写真

子ども参観日で行ったステンドガラスアートの作品

ステンドガラスアート

子ども参観日で行ったクリスマスオーナメントづくりの道具や材料

クリスマスオーナメント


当日の様子を振り返って

当日は17人の小中学生が参加。社内見学では積算、製造、品質管理、開発、情報システム、デザインチームとさまざまな部署を回って仕事内容を説明。中には付き添っていたお父さんが直接説明するシーンもあり、きっとお子さんの目にも頼もしく映ったことと思います。特に人気があったのは品質検査のための散水試験機。水が出たりと動く機械類を見て、子どもたちは目を輝かせていました。

タカショーデジテック1階のLEDサイン工場で機械を見学している様子

1階 LEDサイン工場で
機械を見学している様子

タカショーデジテック2階のライティング(屋外照明)工場で実際に作っているものを見学している様子

2階 ライティング(屋外照明)工場で
実際に作っているものを見学している様子

タカショーデジテック2階の積算課・業務部エリアで
業務内容を説明している様子

2階 積算課・業務部エリアで
業務内容を説明している様子

タカショーデジテック2階の品質管理の試験エリアで
散水試験機を見学している様子

2階 品質管理の試験エリアで
散水試験機を見学している様子

工作の1つ、「クリスマスオーナメント」は丸いカラーアクリルに電動のネイルケアマシンで絵や文字を彫って作りました。そして「ステンドガラスアート」では、下絵を描いた上にフィルムを置いて、アクリル絵の具で思い思いの世界を描きました。この日初めて会う子どもたちもすぐに仲良くなり、うまく描けなくて悔し涙を流す子に「こうすればいいじゃん」と他の子がフォローする場面も。社員同士も普段仕事では見ることのない子煩悩な一面を知るほっこりとした時間になりました。

子ども参観日でのクリスマスオーナメントづくりの実際の様子1
子ども参観日でのクリスマスオーナメントづくりの実際の様子2

クリスマスオーナメントづくりの様子

子ども参観日でのステンドガラスづくりの実際の様子1
子ども参観日でのステンドガラスづくりの実際の様子2

ステンドガラスアートづくりの様子


子ども参観日としての取り組みを経て

途絶えていた行事の復活と同時に、「3委員会合同で何かできたらいいのに」という要望も叶えた今回の子ども参観日。子ども参観日の主体となったレクリエーション委員の委員長は、「3委員合同で行ったことで人数も増え、企画案やさまざまな意見が出たこともあり視野が広まりました。準備1つをとっても、レクリエーション委員だけではその発想はなかったなと思うこともありましたし、過去の経験者からも当日の動き方などのアドバイスがもらえたことは大きかった」と話してくれました。
自身の子も参加していた5S委員の委員長は、帰宅後にお子さんが「パパってすごい」とお母さんに報告していたそうで「父親としても嬉しかったですね」と照れ笑い。オーナメントの一部は和歌山マリーナシティで開催中の光の祭典「フェスタ・ルーチェ」会場で実際に飾られていて、一緒に見に行くのを楽しみにしているそうです。

光の祭典「フェスタ・ルーチェ」で飾られているクリスマスオーナメントの様子1
光の祭典「フェスタ・ルーチェ」で飾られているクリスマスオーナメントの様子2

光の祭典「フェスタ・ルーチェ」で飾られている
クリスマスオーナメントの様子

環境委員の委員長も「自分自身は普段はパソコンに向かう仕事なので、うちの子はピンと来なかったかもしれませんが、他の社員さんの子がお父さんたちの働いているのを見ている姿がいいなと思ったし、子どもがお父さんを見直すようなきっかけになったのではないかと思います。何より普段関わらないスタッフの一面が見られてよかった」と話してくれました。
後日、「行ってよかった」「優しいお兄ちゃんやお姉ちゃんもいて楽しかった」など、子どもたちの楽しい感想も寄せられ、当日の様子は社内新聞にもなりました。

社内報で紹介された子ども参観日

実際の社内新聞

企画や準備の大変さはあれど、笑いあり涙ありで何より子どもたちの喜ぶ姿が見られただけでなく、家族のなかでの新たな話題のきっかけにもなった子ども参観日。行事を取り仕切る「レクリエーション委員」に、労働環境と地球環境の両面から環境活動を行う「環境委員」、工場内での衛生面や安全面を守る「5S委員」と、日頃は別々の目的のもとに動いていますが、力を合わせることで子どもたちを楽しませることができました。ここからより仕事への理解が進み、親子の絆が深まれば何よりです。

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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