持続可能な光をめざして 環境にやさしいLEDサイン「Re:SIGN」
10月は環境省などが定めた「リデュース」「リユース」「リサイクル」を推進する通称「3R推進月間」だってご存知でしたか? 再使用や再生利用に廃棄物等の発生抑制などへの取り組みを通じて循環型社会の形成を目指す対策の1つです。
タカショーデジテックでは「Re:SIGN」をテーマに、見た目には変わらず、環境にやさしいエコロジカルなLEDサインとさまざまな環境へのアプローチを行なっています。「変わらない光」×「環境にやさしい仕様」は、これからの未来へと向かう私たちのキーワードです。
温暖化ガスを60%以上削減する「リサイクルアクリル」
まず1つが「材料」。LEDサインの素材としてよく用いるのがアクリルですが、デジテックでは「Re:SIGN」として自社で製造するアクリルに、原材料にリサイクル材を50%含むリサイクルアクリルを使用しています。通常のサインは(アクリル25kgあたり)125kgのCO2を排出しますが、デジテックの「Re:SIGN」で排出する量は75kg。製品製造、輸送、廃棄を含む製品ライフサイクルでの温暖化ガス排出量(GHG)を60%削減しています。この削減量がどのくらいかと言うと、ブナの木が吸収するCO2に置き換えると、年間6.8本分に相当します(※)。
※W2400×H400のサインにおける通常のアクリルサインとの比較
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大気汚染物質を90%以上削減する「水性塗料」
次に、サインの表面に施す「塗装」についてお話します。一般的なサイズのサイン(※)に使用する油性塗料を用いると150gの有害ガス(塗料500g想定)が発生します。油性塗料は30%が揮発性物質で、揮発と同時に大気中に有害物質が溶け出していることになります。これが、PM2.5や光化学スモッグなどの大気汚染や健康被害の原因となる有害ガスの元、VOC(揮発性有機化合物)です。通常の塗装で使用される油性塗料に比べ、「Re:SIGN」で使用している水性塗料はVOC排出量を90%以上削減します。
※W2400×H400のサイズを想定
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はんだ付けによる
水質汚染をゼロに
最近ではよく知られるように、鉛は水環境にも人体にも悪影響を与える物質です。サインの現場ではケーブルとLEDを繋ぐ結線の場面ではんだ付けが行われ、一般的なはんだ使用量を50gとした場合、約4割の20gもの鉛成分が含まれます(※)。この20gの鉛を無害化するには、約2000tの水が必要になります。25mプールで約5.5杯分です。要するに、鉛フリーにすることは水質環境の改善と同時に労働環境の改善にも繋がるんです。鉛をなくすことで加工が難しくなりますが、デジテックでは材質を工夫することで鉛ゼロに成功しました。
※W2400×H400のサイズを想定
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対応商品は
幅広くラインアップ
これらの環境に配慮した「Re:SIGN」対応の商品は、定番の「PRO」シリーズや「SMART」シリーズから、大人気の「NEO POP」まで対応しています。では、それらのシリーズがRe:SIGN以外の素材や塗料、結線を用いた場合と見た目や光り方に変化があるのかというと、基本的にはまったく変わりません。「変わらない光で、環境にやさしいサイン」を謳う「Re:SIGN」。見た目には通常と変わることなく、環境に配慮することができる商品となっています。
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デジテックでは2021年夏にサスティナブル推進室を設置し、さまざまな面から環境に配慮した製品を開発し続けています。さらに、不要になったサイン、使用しなくなったサインの無料回収も新たに始めます。(※回収可能なサインはデジテック製品に限ります)
年数を経て、サインを新しく作り替える際に、古いサインの処分は面倒ではないでしょうか? デジテックでは回収したサインをリサイクル・リユースすることで廃棄物の削減にも貢献します。お手元に不要なサインがある、Re:SIGNを見てみたいなど、気になる場合はぜひお気軽にご相談ください。
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