<MKイルミネーションNEWS 7月号> 雨の日にしか見られないイルミネーション特集

いつもお世話になっております。
MK Illumination NEWSをご覧いただきありがとうございます。

全国的に梅雨のシーズンに入りましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

喜びの雨、梅雨の晴れ間を楽しむ、梅雨明けが待ち遠しい、それぞれかと思います。
雨が降ったり止んだり、寒暖差の激しい季節の近頃、「季節・気候とイルミネーション」について考えてみました。一般的にイルミネーションは冬の時期に実施することが多いです。また当然ですが暗い夜の時間帯に点灯します。
晴れの日も雨の日も雪の日も、どんな天候の日もそこにイルミネーションはあります。

今回は、イルミネーションの起源から、イルミネーションに適した季節・気候の理由など、雨の日にさらっと読んでいただける内容となっています。

ぜひ最後までお読みいただければと思います。

以前、本記事の筆者はイルミネーションデザイナーとして中学生に授業をする機会がありました。
その際、中学生にわかりやすく伝えるために イルミネーション(光)について自身も振り返り考え、イルミネーションとは?色々考える良いタイミングとなりました。

その中で行ったイルミネーションについてのクイズは大人の教師の方も「??」ということが多かったため、皆さまにもその際に出したクイズをお出ししてみましょう。

Q1.イルミネーションの起源は?

イルミネーションはいつから始まったのでしょうか?どこで、どのような場面をきっかけに始まったのでしょうか?

蛍のイメージ

1.蛍

蛍のイメージ
星のイメージ

2.星

星のイメージ
トレジャーハンターのイメージ

3.宝物

宝物のイメージ

正解は、2.星 です。
昔々ドイツで森を歩いていたある人が星空の輝きに感動して、家に帰り木の枝にろうそくを飾って再現しようとしました。
そのあとエジソンが白熱電球を作り電球を飾るようになりました。また、イルミネーションを最初に行ったものとして、クリスマスツリーが考えられています。

ろうそくのイメージ
星空をイメージしたろうそくのイメージ

Q2.なぜイルミネーションは冬が多い?

最近では桜の時期のイルミネーション・夏のイルミネーションなど季節を問わないイルミネーションイベントもありますが、なぜイルミネーションは冬の時期が多いのでしょうか?
こちらは答えがたくさんあるので皆さまも答えながら読み進めてください。

気温の低い夜のイメージ

A1.冬は気温が低く空気が澄んでいて光が綺麗に見える

夜の森のイメージ

A2.冬は夜の時間が長いから長い時間楽しめる

雪とイルミネーションの組み合わせのイメージ

A3.雪の白さでより綺麗に見える

落葉している樹木に巻き付けたイルミネーションのイメージ

A4.冬の樹木は枯れ木が多くイルミネーションが付けやすい

クリスマスの時期にということもありますが、気候的な理由もあるのですね。

Q3.なぜイルミネーションは夜に?

当然のことと思うかもしれませんが、夜に行うのは心理的な理由もあります。

太陽のイメージ

A1.太陽が出ていると光は薄くなる(見えにくい)

光に安心する人のイメージ

A2.人は暗いと怖いと感じる、明るいと安心する

光が道しるべになっているイメージ
光が道しるべになっているイメージ

A3.明るいところに行きたいと思う

雨の日にしか出会えない
イルミネーション

ここからは、季節・気候によるイルミネーションの楽しみ方をお伝えいたします。

まずは、雨の日。
雨の日にはお出かけがおっくうになったり、イルミネーションを見に行くのを延期したくなるかもしれません。
こちらの写真をご覧ください。

雨の日のイルミネーションのイメージ①
雨の日のイルミネーションのイメージ③
雨の日のイルミネーションのイメージ②
雨の日のイルミネーションのイメージ④

雨で濡れた床面のリフレクション(反射)イルミネーションです。
リフレクション写真とは、鏡面反射して幻想的な印象を与えることが特徴であり、写真愛好家や風景写真家にとって魅力的な撮影テクニックの一つです。
ガラスや鏡、池や水辺を利用してキャプチャするための魅力的な撮影方法ですが、雨の日または雨上がりの水たまりは人工的に作ることはできません。

弊社が主催している光のフェスティバル「フェスタ・ルーチェ」にも雨の日の撮影を狙って来られるカメラマンが沢山いらっしゃいます。

水たまりにイルミネーションを写したイメージ①
水たまりにイルミネーションを写したイメージ②

目線を変えることで色々な表情を撮ることができます。
この水たまりのリフレクションは、実際に見てもとても綺麗で写真に収めずとも楽しめます。

水たまりのリフレクションを生かしたイルミネーションの写真①
水たまりのリフレクションを生かしたイルミネーションの写真②

また、雨つぶや、雨しぶき、水滴も味方につけるとこのような幻想的な写真を撮ることも可能です。

雨つぶを生かしたイルミネーションの写真①
雨つぶを生かしたイルミネーションの写真②

撮影テクニックの話に寄りますが、雨の日にしか使用しない傘もうまく利用することでこのような素敵な写真を撮ることも可能です。

傘を活用したイルミネーションの写真①
傘を活用したイルミネーションの写真②

また同じ水面でも、川や池などの水辺でも光が反射することを計算してこのようにデザインしています。
イルミネーションの輝きが2倍以上に広がって見えますね。

水面を生かしたイルミネーションの写真①
水面を生かしたイルミネーションの写真③
水面を生かしたイルミネーションの写真②
水面を生かしたイルミネーションの写真④

雪の日にしか出会えない
イルミネーション

イルミネーションクイズであった通り、イルミネーションは雪の白さでより綺麗に見えます。

雪とイルミネーションのイメージ①
雪とイルミネーションのイメージ②

イルミネーションと雪が組み合わさると、幻想的で美しい光景を作ることが可能です。こちらも雨の日と同じように人工的に作ることはできず、雪の降る地域でしか見られない特別なものとなります。

イルミネーションオブジェクトの上にこんもりと積もる雪はとっても可愛いですね。

イルミネーションのオブジェクトに雪が積もっている様子①
イルミネーションのオブジェクトに雪が積もっている様子③
イルミネーションのオブジェクトに雪が積もっている様子②
イルミネーションのオブジェクトに雪が積もっている様子④

こちらは同じ場所の、水面に映る写真と水面が凍り雪が積もった写真です。
鏡のように反射する水面、光が広範囲に広がる雪、どちらも光をより魅力的に感じることができます。

雪が積もる前のイルミネーションの様子
雪が積もった後のイルミネーションの様子

また弊社にもありますが、雪の結晶=スノーフレークモチーフ商品はイルミネーションモチーフの中でも人気があり、屋内・屋外問わず、冬を感じさせることができるモチーフです。

スノーフレークモチーフの商品を用いた事例①
スノーフレークモチーフの商品を用いた事例③
スノーフレークモチーフの商品を用いた事例⑤
スノーフレークモチーフの商品を用いた事例②
スノーフレークモチーフの商品を用いた事例④
スノーフレークモチーフの商品を用いた事例⑥
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いかがでしたでしょうか?今冬のプロジェクトのプランニングが始まっているかと思います。
雨の日、雪の日、晴れの日、どんな日にどのように楽しんでもらえるか。想像しながら創っていくのもわくわくしますね。

梅雨が明けると本格的な夏がやってきます。暑さで体調を崩さぬようお元気でお過ごしください。
皆様のますますのご活躍を祈念いたしております。

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この記事を書いた人

イルミネーションデザイナーよしおか

吉岡理恵/Rie Yoshioka(株式会社RAYS FACTORY) イルミネーション、ディスプレイ等の企画・デザイン。 第37回ディスプレイ産業賞入選 https://www.raysfactory-web.com/

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