<LEDIUS ライティング NEWS 10月号> こんなにいろいろ使えるグランドライト特集

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いつしか秋も深まり、けやき並木も色づき始めましたが、皆さま変わりなくお過ごしでしょうか。寒さもより一層増してくることと思われますので、ご自愛くださいませ。

さて、今回のメールマガジンでは、屋外のさまざまな夜のシーンで活躍する「グランドライト(地中埋込型ライト)」のいろいろな使い方を事例を交えてご紹介し、それらを叶えるグランドライトの商品ラインアップもご紹介します。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

こんなにいろいろ使えるグランドライト特集

2022年7月号のメルマガで、屋外空間のライトアップで欠かせないアイテムの一つとして「スポットライト」を特集しましたが、今回ご紹介するのは「スポットライト」と同じくらい欠かせないアイテム、「グランドライト」です。「グランドライト」と一言で紹介しても、実際にはスタンダードなものから水中で使える仕様のもの、また特定の使い勝手に特化したものなど、幅広くあります。グランドライトの種類や使い方によってライトアップの幅はとても広がります。では実際の事例をふまえて、さまざまな使い方を見ていきましょう!

01 定番!「壁面」を美しく照らす

壁面の素材の凹凸が10mm以上ある壁をグランドライトでライトアップした事例
壁面の素材の凹凸が10mm未満の壁をグランドライトでライトアップした事例

グランドライトの使い方として一番イメージが強いのは、この「壁面」を照らす使い方ではないでしょうか。広い壁面にグランドライトで一定間隔の光のリズムをつくり出してあげれば、それだけで上品なライトアップに仕上がります。また、壁面が明るくなることで空間全体に明るさを取ることもできます。さらにこだわるのであれば、壁面の素材の凹凸が10mm以上であれば壁から150mmほど離し(左写真)、凹凸が10mm未満の場合は壁から100mmほどにしましょう(右写真)。このように壁面の凹凸を活かして照らすことを「グレージング」と言います。

02 「樹木」をかっこよく照らす

株立ちの樹木をグランドライトでライトアップした事例
ポッドに植えられた植栽をグランドライトでシルエットライティングした事例

一般的に「樹木」を照らすときに使われるのは「スポットライト」のイメージが強い方も多いと思いますが、実は樹木の種類に合わせてあえてグランドライトを選ぶことで、かっこいいライトアップができます。例えば左の写真のように樹木が株立ちの種類のとき、樹木の外側からスポットライトで照らすのはなかなか難しいですが、あえて樹木の内側からグランドライトで照らし上げることで、幻想的で見た目もすっきりとしたライトアップになります。また、右の写真のようにポットに入れられた樹木のときには、グランドライトを樹木の後ろに隠して照らすことで、「シルエットライティング」という樹木のシルエットを楽しめるライティングもできます。

03 光で「足元」にアクセントをつくる

地面に向かって照射するタイプのグランドライトでライトアップした事例
地面に向かって照射するタイプのグランドライトでライトアップした事例

グランドライトは何かを「照らす」ためだけではなく、光で空間を「飾る」ためにも使えます。例えば上の写真のように光が横向きに出るグランドライトを選べば、「足元」に光のアクセントをつくることができます。光のアクセントで美観をつくるだけでなく、駐車場に設置すればインジケーターとして足元の目印にもなります。アプローチや駐車場にオススメの使い方です。

04 「水辺」を非日常的に演出する

プールをライトアップした事例
水辺をライトアップした事例

冒頭でも少し触れましたが、グランドライトには水中で使えるものもあります。壁泉や筧のように動きがある水にはスポットライトがオススメですが、プールのように広くて水の動きが静かな水辺ではグランドライトを横から照射するのがオススメ!水の内部で光が反射することでプール全体に光がまわるだけでなく、プールの底に光のリズムがうまれ、リゾート風で非日常的な空間に仕上がります。

05 「表札」を照らして夜もおもてなし

表札の切り文字をグランドライトでライトアップした事例
門袖をグランドライトでライトアップした事例

「壁面」を照らす方法の応用が、こちらの「表札」を照らす方法。特に最近では切り文字で表札を表現しているお家も増えてきており、門袖を照らすことで美観をつくりながら表札もしっかりと照らすことができます。門袖や表札は人が近くを通る場所なので、眩しさを抑えるために壁に向けて照射できるグランドライトがオススメです。


グランドライトの商品ラインアップをご紹介!

「こんなにいろいろ使えるグランドライト特集」では事例と使い方をメインにご紹介しましたが、ここからはタカショーデジテックのグランドライトの商品ラインアップを、それぞれの特徴や使い方がわかるようにご紹介していきます!

オルテック(AlteK)シリーズ

ゼロから見直し刷新した
次のグランドライトシリーズ

AlteKシリーズの使用例
AlteKシリーズの通常タイプのイメージ
通常タイプ
AlteKシリーズのグレアカットタイプのイメージ
グレアカットタイプ
AlteKシリーズのユニバーサルタイプのイメージ
ユニバーサルタイプ

従来のグランドライトのリニューアルアイテムとして開発されたのが、”AlteK(オルテック)”シリーズ。S / M / L の3段階の明るさ展開があり、光源交換可能なLEDモジュールを使用しています。そして壁面をライトアップするときにおすすめの「グレアカット」タイプもラインアップ!壁面にはしっかりと明るさを届けつつ、通路などの反対側に照射される光はカットされるため、歩いている人が見ても眩しくないような構造になっています。また、SとMはどちらも1.5tの荷重に耐えられる耐荷重仕様となっています。

AlteKシリーズの3段階の明るさの違い
3段階の明るさ展開
1.5tの耐荷重仕様のイメージ
1.5tの耐荷重仕様

さらに照射方向が変えられる「オルテック ユニバーサル」も展開。従来型の縦の首振り機構に加えて左右回転もできるため、照らしたい対象とライトの設置位置にズレが生じていても対応できるように進化しました。ユニバーサルタイプは、狙ったところをはっきりと照らすために狭角配光を採用していますが、館銘板や店舗サインのように横に広がっているものを照らすときには、光を横に均等に広げることのできる「スプレッドレンズ付」がおすすめです。照らすものや用途に応じて商品を選びましょう。

ユニバーサル配光によって狙った位置を照らす
スプレッドレンズで光を均一に

↑オルテックシリーズの特集記事はこちら↑

グランドライト 側面発光タイプ

地面をくっきりと照らす
グランドウォッシャーライト

グランドライト 側面発光タイプの使用例

「こんなにいろいろ使えるグランドライト特集」の「03 光で「足元」にアクセントをつくる」でご紹介した地面に光を照射する側面発光タイプ。器具から側面の方向に配光がはっきりとしているのが特徴です。配光の種類は、片側配光と両側配光の2種類あり、光の印象が少し異なります。また、光の向きをどちらに向けてライトを整列させるかによっても印象が変わってきます。空間に合わせた光の方向・並べ方を選びましょう。

グランドライト 側面発光タイプの片面発光の事例
  片側配光タイプ
グランドライト 側面発光タイプの両面発光の事例
両側配光タイプ

グランドライト スタンドタイプ

竣工後の設置も可能で
「移動ができる」グランドライト

グランドライト スタンドタイプの使用イメージ

2022年7月号のメルマガでもご紹介したこちらのグランドライト スタンドタイプ。従来のグランドライトは埋め立ててしまうため、設置をひと際慎重に検討しなければいけなかったり、施工後には移動できませんでしたが、グランドライト スタンドタイプは、グランドライトのすっきりとした見た目と、スポットライトのようなスパイク式を組み合わせたいいとこどりな商品。ライトをあとから自由に移動させることができます。現場の仕上がりを確認しながら設置したり、施工後のメンテナンス時に移動が必要になっていれば場所を移すこともできます。

グランドライト スタンドタイプが移動が簡単であることを表した図
 施工後の移動も簡単
グランドライト スタンドタイプの構造が変わったことを表す図
 コードを隠せる新構造(左:旧型,右:新型)

最後までご覧いただきましてありがとうございました。
これからも当社の最新ニュースを皆様にお届けしてまいります。
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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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