皆さんは照明で使用する〝ダクトレール〟はご存知でしょうか。ダクトレールとは、スポットライトなどの照明器具を取り付けるためのレールで、電気工事後でも照明の増設や移動が簡単に行えます。従来のダクトレールは屋内(インテリア)でしか使うことができませんでしたが、屋外での使用も可能にするため、防雨性能を持つダクトレール(レールライト)の開発を行いました。今回は、そんな「レールライト」の魅力や開発経緯について紹介します。
開発経緯
天井に取り付けるライトといえば、これまではダウンライトくらいしか選択肢がありませんでした。ダウンライトは一度取り付けたら移動ができず、光は基本的に真下向きのためファニチャのレイアウト変更に対応できないというデメリットがあります。
他にも、インテリアにはスポットライトなどがあり、それに対応したダクトレールを利用すればライトを可動式にでき、レイアウト変更にも対応できていました。しかし、当時は屋外用がなかったので、これをきっかけに屋外用のレールライトを開発することになりました。
従来のダウンライトと比べてライティングの自由度が格段に高くなり、かつローボルトシステムも採用し、電気の知識がない人や電気工事士の資格を持っていない人にも安心して扱ってもらえるようになっています。
ローボルトレールシステムとは
従来からあるダクトレールのライトを屋外空間で使用できるように安全性に配慮して開発されたもの、それがローボルトレールライトシステムです。そのシステムを搭載したレールライトには、4つのメリットがあります。
移動や増設が手軽にできる
模様替えしたときにファニチャーのレイアウトに合わせて照明が照らす位置を変更したり、設置後のライティングがイメージと違った場合にも、簡単にライトを移動させたり増設したりすることができます。
安全・安心なシステム
安全な防雨仕様
屋外で使うので、もちろん雨がかかっても故障の心配がないよう、レールの取付部を防水パッキンで保護した防雨型にしていたり、レールライト本体も防雨仕様として様々な工夫が施されています。例えばペンダントライトだと、レールに取り付けるコードと灯具本体を繋ぐところに雨の侵入を防ぐキャップがはめられていたり、光源のところにも雨を防ぐカバーがつけられています。雨の巻き込みがある屋外でも安心して使っていただけます。
安心なローボルト仕様
ローボルトなので、導線部に触れても感電しません。万が一、水の浸入でショートしても、トランスの保護回路が作動するのでブレーカーが落ちることがなく安心です。
施工が簡単
使用するライトの数が多くても、ローボルトトランスからのコードはローボルトレールにつなぐだけ。ライトの取り付けには、穴あけも結線作業も不要です。以下の3ステップで取付が完了します。
5thROOMのライティングを
表情豊かに
5thROOMのライティングは今までダウンライトしかありませんでしたが、レールライトが生まれたことによってさらに華やかな空間を演出できるようになりました。
展開しているレールライトは2種類あるので、それぞれの用途や空間の雰囲気に合わせて使い分けてください。
配光の自在なスポットライト
スポットライト型のレールライトです。「狭角配光」と「中角配光」の2パターンがあり、照らしたい範囲に合わせて選べます。ダウンライトが下向きの配光しかできないのに対してスポットライトは自在に首振りできるので、壁に掛けたアートなを照らすなど応用が利く照明となっています。コロンとしたコンパクトなデザインは、灯具をそれぞれバラバラの方向に向けていても気になりにくい配慮から採用されました。
壁を照らして明るい雰囲気に、あるいは狭角配光で大人っぽく。空間の表情をガラリと変えられます。
おしゃれな雰囲気を演出する
ペンダントライト
吊り下げ型(ペンダント型)のレールライトです。黒と白の2パターンのカラーがあるので、空間のイメージに合う方を選べます。シンプルなデザインですが、内側の縁部分にさりげなくゴールドを入れているので、洗練されたおしゃれな雰囲気を演出できます。
高めに吊り下げると光が広がって明るい雰囲気に、テーブル近くまで低く吊り下げると中心感のあるライティングを楽しめます。
コードクリップを付属しているので、臨機応変にライトの高さを変えられますが、コード長を別注で短縮させることもできます。
レールライトの使用例
5thROOM
(屋根のある屋外リビング空間)
「5thROOM(屋根のある屋外リビング空間)」の場合、より過ごしやすくより良い雰囲気を演出できます。吊り下げ型のペンダントライトを低めに取り付けることで、テーブルや照らしたい面には明るさを確保しつつライトより上には光が広がらないので、明るさが低い位置に集中し、落ち着いた雰囲気を演出できます。またその落ち着きを活用して、バーカウンターなどに設置して高級感を演出するのも。
カースペース
クルマの脇など、物陰の多いカースペースでは、スポットライトで暗がりを狙って照らすのがおすすめです。灯数を増やせば、さらに安全性を高めることができるだけでなく、駐車場全体を照らせます。照らし方の工夫で、クルマをかっこよく演出することもできます。
屋根のあるアプローチ
屋根のあるアプローチに設置することでおしゃれな雰囲気に。スポットライトを使うことで、玄関までの動線に合わせて照らすこともでき、アプローチの光が十分に確保できます。
人感センサーを使って
必要なときに必要な光を
トランスからの電源をレールに供給するために必要不可欠なフィードインキャップ。そのフィードインキャップに人感センサーの機能がついたこちらの商品を用いることで、人がいるときだけの点灯が可能に。アプローチやカースペースなどのライティングにおすすめです。
ローボルトレールの両端に取り付け、それぞれにトランスからの電源を接続すれば多箇所検知が可能に。どちらかのセンサーが人を検知すれば点灯します。
商品ページはこちら ≫まとめ
このようにレールライトはライトの設置がフレキシブルで、周りのレイアウトの変化に合わせてライトアップの表情を変えることができたり、施工が簡単だったりと、とても応用が効く照明となっています。電気の知識がない方でも安全に取り扱えるので、様々な場面で活躍することでしょう。
ご興味のある方はぜひ、製品ページからご確認ください。
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