ものづくりの現場って男性が多いんですよね?よく聞かれることのひとつです。製造業には昔ながらの「男の職場」という印象が今も強いのかもしれません。ですが、実はタカショーデジテックの従業員は約4割が女性。各部門で男女の別なくさまざまな人材が活躍しています。
そして、女性には時に出産という転機が訪れます。そんな転機を迎えた女性がその時期をどう過ごし、現在のキャリアはどうなっているのか。今回はデジテックで産休・育休を経験した女性社員の働き方についてお届けします。
初の産休取得までの道のり
現在業務部のチーフを務める高松瑞姫さんは、1年間の産休、育休を経て2020年に復帰した1児の母。19歳で入社し、屋外照明の製造現場から経理、受発注やスケジュール管理までさまざまな業務を経験、そのスキルと持ち前の明るさで周りからも慕われています。
産休に入る以前は主にライティングに特化した部門の管理を行い受発注のデータを一手にしていましたが、ちょうど産休に入る前年に後輩ができ、仕事の共有をしていたところでした。予定外に急遽完全引き継ぎすることにはなりましたが、タイミング的にもスムーズに休暇入り。復帰した現在はさらにコントラクト部門も加えた全体的な受発注管理業務を担当しています。
実は高松さんはデジテックで産休・育休を取得した初の社員。前例がないために最初は総務と共に必要な資料を揃えたりと、手探りで準備していきました。どちらかというと制度面よりは現場を離れることへの不安を感じたそうですが、もともと「深く悩みすぎない」性格が功を奏し「なんとかなる精神」で乗り切ったのだとか。何より嬉しかったのは、上司や同僚からの「戻ってくるのを待ってるよ」の声。必要としてもらっているのを感じ、安心して休暇を取れたそうです。復帰前に書類提出に訪れた際には歓迎ムードで迎えられ、赤ちゃんが職場にいるという非日常感に社内がにわかに活気付きました。
英気を養う
リフレッシュ期間に
産休中の過ごし方を尋ねると「子どもとのんびりしていましたよ。学校を卒業してからずっと働いていたので、ここぞとばかりリフレッシュしました!」と高松さん。コロナウイルスが蔓延し始めた時期ということもあり、外出は控えながら休暇を満喫していたそう。でも、半年経った頃から仕事がしたくなったというから、根っからの仕事好きなことがわかります。たまの「ここはどうしたらいいですか?」という連絡も「頼られている」と嬉しかったそうです。
あれもこれも自分でとなると焦って失敗するため、家事を分担するなど、育児中に覚えた「周りに頼る」ライフハックは仕事にも生かされています。仕事と家事、育児の両立によるストレスは「旦那さんとゲームをして発散」が定番とか。
目指すは「働く母」として
尊敬されること
復帰直後に感じていたのは「社会から取り残されている感」。それは、「おかえり」とみんなに迎えられることで払拭されたそう。心配していたパソコン操作も体がしっかりと覚えていました。復帰後は少し仕事内容も変わって覚えることも増えていましたが、もともと知らないソフトを使うことや新しいことを学ぶのが好きと、知的好奇心が旺盛な高松さん。「知識を自分の中に取り入れていきたい。学びたい」と怯むことなく新たな業務にも向き合うことができています。
働き方自体は出産前と大きく変わったわけではありませんが、緊急時でも休みの取りやすい周囲のサポート体制を整え、在宅でも仕事ができるように。また以前より早く帰れるものの、少し残りたい時には旦那さんが保育園に迎えに行ってくれるなど、家庭内の協力体制も万全です。
「絵を描いたりすることが好きなので、今の仕事とは全然ジャンルが違うものの図面を書くことにも興味があります」とますます高松さんの意欲は高まる一方。「いつか私が働いている姿を見て、かっこいいなと尊敬されるくらいになりたい。自分もこんなふうに働きたいなと思ってもらえる母を目指します!」と力強く話してくれました。
高松さんは家を出る時は子どものことや家のことを考えていても、会社の門をくぐるとスイッチが切り替わるのだとか。「そのぐらいオン・オフを切り替えらえるのも万が一の時はフォローしてもらえる安心感から」と嬉しいコメント。そして、高松さんに続き産休に入った従業員もいます。
女性が出産時には安心して休めて、またスムーズにキャリア復帰できる体制を。今後、さまざまな働き方を推奨し活躍の場を作っていくためにも、ますます情報の共有化や作業のシステム化を進め、働きやすい職場を目指します。
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