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MK Illumination NEWSをご覧いただきありがとうございます。
早すぎる梅雨明けが発表され、みなさま暑い暑い毎日をお過ごしかと思います。今回は、イルミネーションに関するお話から少し離れて、現在 冬真っ只中の南半球 オーストラリアで開催されたライティングフェスティバルの視察レポートをお届けしたいと思います。
オーストラリア シドニーで2022年5月27日 – 2022年6月18日に開催されたライティングや音楽のフェスティバル「Light, Music & Ideas Festival Vivid Sydney」。
シドニーの街中を使った本イベントは、世界のライティングフェスティバルの中でも有数の大規模なフェスティバルです。
たくさんの画像と主観での感想になりますが、写真から冬の気配を少しでも感じていただいて、気持ちだけでも涼しく感じていただければ・・・。
「光のSHOWROOM」についても再度ご案内させていただきますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
Vivid Sydneyとは?
ビビッド・シドニー(Vivid Sydney)は、2009年から始まり、毎年5月下旬~6月にかけて、オーストラリア シドニーの複数の会場で開催される世界最大級規模の「光、音楽、発想の祭典」のフェスティバルです。
2020年、2021年のVivid Sydneyは、新型コロナウィルスの影響により中止となりましたが、2022年は5月27日(金曜日)~6月18日(土曜日)の間、日没の午後6時より、午後11時まで毎日開催されました。
Vivid Sydenyが開催される約3週間の間、「光」(Light)、「音楽」(Music)、「発想」(Ideas)をテーマにしたイベントが、オペラハウス、サーキュラーキー、ダーリンハーバーなどのシドニー市内複数個所で行われます。
「光」(Light)は、街中の色々な場所に世界中のアーティストのライティングやプロジェクションマッピング、光の作品が点在します。
「音楽」(Music)は、期間中多くのコンサートが、シドニーの複数のコンサートホール、ライブハウス、野外ステージなどで行われます。「発想」(Ideas)は、各分野の著名人による講演、ワークショップなどが行われます。
基本的に観覧は入場料などもかからずに自由に見学することができ、会場マップを見ながら街中を歩き回ります。音楽や講演などのいくつかは、有料のイベントの場合もあります。
そのほかにもマーケットや屋台の飲食、街中の飲食店がVividタイムで営業し、さらにイベントを盛り上げています。
2009年に第1回のVivid Sydneyが開催され、この当時はオペラハウスの小規模なプロジェクションマッピングくらいのローカル・イベントに過ぎませんでしたが、年々その規模が大きくなり、日本をはじめとする海外から多くの旅行者を集める大きなイベントに成長しました。
前回開催の2019年のVivid Sydenyは、200万人以上がこのイベントを訪れ、ニューサウスウェールズ州に数百万ドルの経済効果を生みました。
Vivid Sydney web ≫light作品、全64作品から
厳選してご紹介
会場は片道4-5キロの範囲にイルミネーション、プロジェクションマッピングを含めた Light 64 作品が点々としていました。音楽コンサートも見たかったのですが、2晩で64作品を全部見て回るには時間が足りず、Light作品のみの視察となりました。
公式サイトのマップと位置情報を見ながら街中を歩き回りますが、マップを手に歩いている人はほとんどおらず、おそらくほとんどが毎年来ているシドニー市民で、まだまだ観光客は戻ってきていません。
作品の紹介の前に、街中には至る所にVivid Sydneyのフラッグやサイン・広告物がありました。
イベントが開催されていない昼間でもそのサインたちはビビッドカラーでとても目立ちます。
夜になるとサイネージやビジョンでの案内が増え、QRコードを読み取ると作品の詳細を知ることができます。
それでは実際に撮影した写真とともにLight作品の視察レポートをぜひお読みください。
メイン会場のひとつのCircular Quayは物凄い人で歩くのにも苦労するほどです。
こちらのフォトスポットともなるイベントメインサイン前は大行列です。
オペラハウス付近は大量のサーチライト、レーザーが夜空を照らし、街全体が夜遅くまで明るかったです。
オペラハウスへのプロジェクションマッピングは毎年テーマやデザインが変わるそう。
毎年行われているという噴水ショー。このショーが行われるハーバー沿いのレストランは予約必須。
至る所にプロジェクションマッピングや映像作品。それぞれデザイナーやアーティストが異なるため、同じく映像作品といっても違う雰囲気で楽しめます。
映像作品の次に多く見られたのが、ネオン系のライトを使った作品。
どちらもプログラム制御されているので、ぜひ動画で見ていただきたい作品です。
こちらはタッチセンサーで楽器のように音が鳴る作品。ガラス面はグラデーションカラーが施されていてオブジェクトのクオリティの高さを感じます。
シンプルな行灯照明の作品。どの作品も使用している照明やプロジェクターの数が想像以上。
美術館前の作品。映像や照明作品が多い中、オブジェクト作品は上記の行灯照明作品も含め造作のクオリティがとても高い。ついついどのくらいの費用をかけているのだろう。と考えてしまいます。
RGBのバルブ型ライトを使ったフラワーモチーフの作品。奥に見える商業施設と一緒に写真撮影することを考えられた高さ、囲いの配置になっています。
店舗看板や常設の照明かと思いきや、Vivid sydneyの作品のひとつ。しっかり公式サイトでも紹介されています。
数は少ないがアート性の高い作品もいくつか見られました。過去のVivid Sydneyも知っている方によると、以前の方がアート性の強い作品が多かったそうです。
作品ではありませんが、街中がライティングでVividカラーに。何万台のライトがシドニー内に集まっているのでしょうか。
こちらは会場マップには掲載されていないものたち。おそらく企業や街の人たちもイベントを盛り上げるために参加しているのでしょう。
どこまでがVividなんだ??と困惑しながら2晩たっぷり歩いて見て廻りました。
Vivid Sydney視察まとめ
いかがでしたでしょうか?全作品はご紹介できませんが、Vividな雰囲気は伝わったかと思います。ヨーロッパやアメリカのライティングフェスティバルとはまた違った、都会的で洗練された独特な色使いのライティングフェスティバルだと感じました。
そして、規模の大きさにも圧倒されました。しかし過去に何度も訪れている現地の方は「今年のVividは規模が小さくて、作品も面白みが少なく残念だ」と。今年が初見なのでこれで残念?!というくらい盛大なイベントでした。
また、今年はまだコロナ禍の影響がありますが、シドニー内への経済効果、雇用の増加は年々大きくなっているそうです。
本イベントがあることで、来シドニー客が増え、飲食店などが繁盛し、雇用が生まれ、街が活気づく。
光の力、というものがいかに大きなものになり得るか。体感できる視察でした。
来年の開催も決定しています、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
「光のSHOWROOM」by TAKASHO DIGITEC
すでにご案内していますが、タカショーデジテックはタカショーガーデン&エクステリアフェア2022(TGEF2022)の延べ4500平方メートルの会場内にて、特別企画として「光のSHOWROOM」を初開催いたします。
屋外照明・LEDサイン・イルミネーションのアイテムや特徴、空間への活用を提案。
各カテゴリーにて初披露の商品も展示します。
MK Illuminationは、人気商品の大型イルミネーション「State of THE ART. LIMITED LINE」の新作や、先ず他では見ることのできないイルミネーションの迫力や世界観を体感していただけます。
今年秋発売の新商品も一足お先に展示。最新のイルミネーションアイテムがご覧いただけます。
また、「TGEF2022」では庭空間やトレーラーハウスのライティングなどを展示しており、
光とエクステリアを総合的にご覧いただけます。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
※業者様向けの展示会です。メーカーおよび同業者の方、一般の方のお申し込みはご遠慮ください。
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