お庭の光の"質"が揃う!? ベースライト リニューアル特集

タカショーデジテックでは、屋外照明のプロフェッショナルとしてお庭や住宅に最適な光をお届けできるラインアップを展開してきました。夜の空間をつくるための光には機能の光や美観の光など様々な光がありますが、どちらにおいても大切なのが、空間の光をつくる基礎になる「ベースライト」です。「ベースライト」とは、屋外照明でよく使われるスポットライト・グランドライト・ポールライトのようなアイテムのことで、今回、これら3アイテムの光の質の統一や一部アイテムのモジュール化を行い、より美しい空間演出を行えるようになりました。では、実際どのような部分がよりよくなったのか、なにができるのかについてご紹介します。

目指したのは、
より美しい光の空間

冒頭で、「より美しい空間演出を行えるように」とお話させていただきましたが、ではそもそも「光の空間」において「より美しい」とはどういうことなのでしょう。
光は、「色温度」などの要素をどのように選ぶかでその質が決まってきます。そしてそれらは同じ数値で表されていても、LED素子をつくる工場によっても赤みが強かったり、緑みが強かったりと少しずつ色味が異なって見える場合もあるくらい繊細なものです。これらの要素を揃えることで、「より美しい」光の空間をつくることができます。

グランドライトでライトアップしている施工例
グランドライト
アップライトでライトアップしている施工例
スポットライト
ポールライトでライトアップしている施工例
ポールライト

今までタカショーデジテックで「ベースライト」としていたものには、グランドライト 6型オプティシリーズエバーアートライトシリーズなどがあり、電球色をメインに展開していましたが、その色温度は「3000K」と電球色の中でも少し白っぽい色味でした。今回のリニューアルではそれらをより白熱電球に近い色味の「2700K」に統一。それだけでなく、LED素子をつくるメーカーによる少しの色味の誤差もなくすために、LED素子自体も同じメーカーの同じ質のものに揃え、微妙な色のズレをなくしました。
さらに今回のリニューアルに際して、スポットライト、グランドライトのどちらにも使える共通光源として新しくLEDモジュールを開発!灯具から取り外して交換できる構造になっているので、メンテナンス性が向上されているだけでなく、配光角の異なるモジュールに差し替えるなどのカスタマイズも可能に。利便性を高めるとともに、より質の高いライティングを叶えることができます。

ベースライトのリニューアルで開発されたモジュール
新開発されたLEDモジュール

屋外空間のための
新しいベースライト

では、実際に今回のリニューアルで開発された新しいベースライトをそれぞれ紹介していきます。

美しい庭の夜景のために生まれ変わった – LumeK シリーズ –

LumeKのイメージ画像
LumeKのフランジタイプ(スパイク付)のイメージ
ガーデンアップライト
フランジタイプ
LumeKのフランジタイプ(スパイク付)のイメージ
ガーデンアップライト
スリムタイプ
LumeKのフランジタイプ(スパイク付)のイメージ
ウォールスポットライト

ベースライトの中でも、今回のリニューアルでスポットライトのシリーズとして開発されたのが”LumeK(ルーメック)”シリーズです。種類は、送り配線が可能でスパイクのオプションも選べるフランジタイプとコンパクトなスリムタイプのガーデンアップライト2種類と、壁付け用のウォールスポットライトの合わせて3種類です。すべて S / M / L の3段階の明るさから選べる新開発のLEDモジュールを採用しているので、光源の交換が可能です。
この”LumeK(ルーメック)”シリーズと従来型であるオプティシリーズを比較すると、ガラス面から奥まった位置に光源を配置しているので、光源が直接見えにくくグレア(直接的な光の眩しさ)の少ない快適なライティングを実現できます。

LumeKシリーズの3段階の明るさの違い
3段階の明るさ展開
従来品とLumeKシリーズの構造の違い
眩しさに配慮した構造
(左:オプティ,右:LumeK)

“LumeK(ルーメック)”シリーズを詳しく紹介した特集記事もあります!

特集記事 ≫

ゼロから見直し刷新した次のグランドライト – AlteK シリーズ –

AlteKのイメージ画像
AlteKの通常タイプのイメージ
通常タイプ
AlteKのグレアカットタイプのイメージ
グレアカットタイプ
AlteKのユニバーサルタイプのイメージ
ユニバーサルタイプ

次に、グランドライトのリニューアルアイテムとして開発されたのが、”AlteK(オルテック)”シリーズ。S / M / L の3段階の明るさ展開は”LumeK(ルーメック)”シリーズと同様で、SとMには”LumeK(ルーメック)”シリーズでも採用しているLEDモジュールを使用しています。そして壁面をライトアップするときにおすすめの「グレアカット」タイプを新たにラインアップ!壁面にはしっかりと明るさを届けつつ、通路などの反対側に照射される光はカットされるため、歩いている人が見ても眩しくないような構造になっています。また、SとMはどちらも1.5tの荷重に耐えられる耐荷重仕様となっています。

AlteKシリーズの3段階の明るさの違い
3段階の明るさ展開
1.5tの耐荷重仕様のイメージ
1.5tの耐荷重仕様

さらに照射方向が変えられる「オルテック ユニバーサル」も展開。従来型(スイングタイプ)にもあった縦の首振りに加えて左右回転もできるため、照らしたい対象とライトの設置位置にズレが生じていても対応できるように進化しました。さらに、狙ったところをはっきりと照らすために、ユニバーサルタイプは狭角配光を採用しています。館銘板や店舗サインのように横に広がっているものを照らす時には、光を横に均等に広げることのできる「スプレッドレンズ付」がおすすめです。照らすものや用途に応じて商品を選びましょう。

AlteK ユニバーサルタイプの配光の角度変更イメージ
ユニバーサル配光によって狙った位置を照らす
AlteK ユニバーサルタイプにスプレッドレンズをつけた時とつけていない時の違い
スプレッドレンズで光を均一に

“AlteK(オルテック)”シリーズを詳しく紹介した特集記事もあります!

特集記事 ≫

より温かい光で空間を照らす – エバーアートライトシリーズ –

エバーアートライトシリーズのイメージ画像

今回のリニューアルで本体のデザインは変わっていませんが、LumeKやAlteKと同じ光に統一されたのが”エバーアートライトシリーズ”です。昼は景観に溶け込み、夜にはやわらかい光を灯してくれるこちらのシリーズも今回のリニューアルで2700Kに。木目のあたたかさにより調和する光に生まれ変わり、今まで以上にその魅力を発揮してくれます。

エバーアートライトシリーズの施工例
エバーアートライトシリーズの施工例

“エバーアートライトシリーズ”を詳しく特集した記事もあります!

↑↑<上手に“魅せる„照明のコーディネート>↑↑
『景観に溶け込む』エバーアートライト


より美しい屋外空間の演出のために生まれ変わった新しいベースライト。光の質を統一しただけでなく、それぞれが使われる場面、それぞれが照らす対象を見つめなおし、細かい構造までこだわり抜いて開発されました。従来のベースライトのよさも受け継ぎつつ、よりよいものへ。今まで以上に洗練されたベースライトで、夜の屋外空間を美しく彩りましょう。

お問い合わせ ≫

この記事を書いた人

編集長 しま

2020年新卒入社 / プロダクトデザインチーム所属 / DIGISPOT編集長 DIGISPOT創刊当初から編集長を務めつつ、屋外照明の商品企画も手掛ける二刀流社員。 専門である屋外照明以外に、LEDサイン・イルミネーションにも幅広く関わっている。 「文章に関わることなら『しま』」と言わんばかりに文章作成や校正の依頼が来る。 今はなきセンター試験の国語で満点を取ったことがあるとかないとか…

≫ 「編集長 しま」が書いた他の記事を見る

TOP