<上手に“魅せる„照明のコーディネート> 『遊び心を表現する』オリジナル照明

屋外照明は、エクステリアの要素として今や欠かせないものになってきました。特に、アップライト(スポットライト)・グランドライト・ポールライトなどの空間の基礎となる照明はさまざまなシーンで取り入れられています。そうしてお庭やエクステリアのライトアップが当たり前になってきたからこそ、そこにワンポイント「個性」を加えられる照明を取り入れることで、ライティングデザインの表現がより豊かになります。そこで今回は、空間に個性を与えてくれる照明と、それらを上手く取り入れる空間コーディネートを紹介します。

「ベーシックなあかり」×「個性のひかり」

夜の屋外空間を過ごしやすくするためには機能的な光や美観をつくるための光など様々な光が必要ですが、どちらの光を表現するときにも使われるのが、冒頭でもあげていたアップライト(スポットライト)・グランドライト・ポールライトなどの「ベースライト」です。ベースライトによって夜の屋外空間に「ベーシックなあかり(地あかり)」が灯り、照明演出の基礎ができあがります。

ベーシックにライトアップされている事例
ベース照明のイメージ

「ベーシックなあかり」

そしてこの「ベーシックなあかり」は、今や住宅の外構やお庭には当たり前に取り入れられるようになりました。そして当たり前になってきたからこそ、そこに「個性のひかり」をプラスすることで空間に遊び心がうまれ、今までにはなかったお庭の演出が叶います。タカショーデジテックでは、屋外照明のプロとしてベーシックなあかりに組み合わせられるさまざまな個性のひかりを生み出してきました。ベーシックなあかりで整えられた空間の中で見せ場を設定し、そこにワンポイントとして個性のひかりを取り入れることでライティングデザインの幅が広がります。

個性的なライトアップをワンポイントでプラスされている事例
個性的なひかりを表現するオリジナル照明のイメージ

「個性のひかり」

では、実際にどのような個性のひかりを空間にコーディネートするのがよいのか、それぞれご紹介していきます!

「ベーシックなあかり」をつくる
↑ ベースライトのリニューアルについてはこちら! ↑

面に映し出す光に遊び心を持たせる

ファサードを華やかに照らしている事例
ファサードを華やかに照らしている事例
アプローチを華やかに照らしている事例

ファサードやアプローチなどの面を照らして華やかに

空間を光で華やかにするときには、建物のファサードや土間打ちの地面など広い面を照らすのが効果的です。光で陰影のリズムをつくったり植物の影を映しだしたりと、面を照らす演出の方法はさまざまですが、「光の柄」を取り入れることで、遊び心ある個性のひかりを演出することができます。実際の「光の柄」を表現する方法を見ていきましょう。

具象柄で魅せる”グラフィックスポットライト”

グラフィックスポットライトの使用例

1つ目の「面を光の柄で彩る個性のひかり」は、具象柄を映し出す”グラフィックスポットライト”です。「自然」をモチーフにデザインされた柄がライトによって投影され、柄と周りの環境が調和し、ほどよい個性を演出してくれます。
樹木の影や木漏れ日を表現できるので、植物を植えられるスペースがないような場所でも、植物を活かしたライトアップに近い演出ができます。また、水の波紋を表現した柄を軒天井に投影することで、波紋が光の反射で映し出されているかのような不思議な雰囲気に仕上げることも。

グラフィックスポットライト ツリーの使用例
グラフィックスポットライト フラワーの使用例
グラフィックスポットライト リプルの使用例

↑ グラフィックスポットライトの商品紹介はこちら ↑

抽象柄で魅せる”デザイニングスポットライト”

デザイニングスポットライトの使用例

2つ目は、グラフィックスポットライトとは逆に抽象柄で個性を表現する”デザイニングスポットライト”です。光の柄を生み出しているガラスの凹凸は一つひとつが異なる形状をしているので、同じ柄のライトはなく、唯一無二の光が映し出されます。
光の粒が大きい柄を高い位置から地面に向かって照射すれば、グラフィックスポットライトの波紋の柄とはまた違う水面のゆらめきのような光を表現することもできます。よりさりげなく光に柄をプラスしたいのであれば、光の粒が小さい柄を選ぶことで、ほどよい光のムラが上品な印象に仕上げてくれます。

デザイニングスポットライト ロータスの使用例
デザイニングスポットライト フラッフィの使用例
デザイニングスポットライト ロータスの使用例

↑ デザイニングスポットライトの商品紹介はこちら ↑

空間に光で彩りをプラスする

カラーライティングの施工例
カラーライティングの施工例
カラーライティングの施工例

カラーライティングのイメージ

光で空間を華やかにする方法として光の柄での演出をご紹介しましたが、より華やかに個性を持たせる演出方法としてよく用いられるのが「カラーライティング」です。大規模なライトアップイベントなどでよく取り入れられる方法ですが、大規模な現場でなければ色の主張が強くなりすぎてしまうという課題がありました。しかし、これからご紹介する2つの手法を活用すれば、大規模な現場でなくてもバランスよく空間に光で色をプラスすることができます。

影に彩りを加える”カラーシャドウフィルター”

カラーシャドウフィルターの使用例

1つ目の空間に光で彩りをプラスする方法は、影に彩りを加える“カラーシャドウフィルター”を取り入れる方法です。カラーシャドウフィルターは名前に「シャドウ」と入っている通り、影に色をつけることができるアイテムです。通常のカラーライティングでは光の色がそのまま映し出されますが、カラーシャドウフィルターでは、通常の電球色の光と色のついた光を同時に照射することで、重なり合った光のズレによって影に色が付くという不思議な演出が可能です。
ファサードなどの面に照らす対象物の影を映しだす「シャドーライティング」というテクニックと組み合わせて、色のついた影でファサードに芸術的な模様を演出することができます。

カラーシャドウフィルター ピンクシャドウの使用例
カラーシャドウフィルター ブルーシャドウの使用例
カラーシャドウフィルター マルチカラーシャドウの使用例

↑ カラーシャドウフィルターの商品紹介はこちら ↑

光に彩りを加える”ミニパレットライト”

ミニパレットライトの使用例

色の主張が強くなりすぎないように影に色をつけるカラーシャドウフィルターに対して、光量をおさえて光に彩りを加えるのが”ミニパレットライト”です。小さな光で再現するカラーライティングでは、細かなデザインの彩りが叶います。
花壇に色を付けて花々を昼間とは違う雰囲気に演出してみたり、南国風のお庭の雰囲気を高めてくれるような色で照らしてみたりすることで、夜のお庭やそこに咲く植物の価値を高めてくれます。

ミニパレットライトの花壇での使用例
ミニパレットライトの草花への使用例
ミニパレットライトの植栽への使用例

↑ ミニパレットライトの商品紹介はこちら ↑

屋外照明のことを考え続けているタカショーデジテックだからこそ展開しているオリジナル照明についてご紹介しました。屋外空間の光の価値が高まってきている今だからこそ、「個性のひかり」を取り入れる意味があります。空間の雰囲気やテイストに合わせた個性のひかりを取り入れ、夜の屋外空間の質を高めましょう。

過去に違う切り口で照明のコーディネートについてご紹介した記事もあります!
ぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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