夜のお庭を彩るガーデンライト


光が本領を発揮するのは、やはり夜。ライトアップされた庭の陰影は、明るい昼間とはまた違う表情を見せ、ひと際美しく木々や草花を浮かび上がらせます。そんな夜を彩る庭の演出に欠かせないのがガーデンライト。幻想的なライトの演出により庭のおしゃれさが倍増し、見る人を惹きつける印象的なガーデンシーンを作り出します。アウトドアも全盛の今だからこそ、家や店舗、施設内の「庭」をガーデンライトで効果的に演出する「新しいガーデンライフ」の提案を視野に入れてみませんか?

ガーデンライトの主な種類


ガーデンライトには用途に合わせてさまざまなタイプがあります。

例えば、周囲に光が欲しい時に最適なのが、柱状のガーデンライト「ポールライト」。配光や高さ、カラーなど豊富なバリエーションがあり、シーンに合わせて選べます。足元から腰付近の光源として最適ですが、中には2m以上の高さの街灯のようなライトもあり、複数で統一感を出したり単体でシンボリックな存在を作るなど使い方もそれぞれ。エントランスや玄関まわりの光源におすすめです。

低いポールライトを足元に複数台おいてリズム感を作っている現場
足元に複数台おいてリズム感を
木目調のポールライトを植栽に馴染ませた現場
植栽と調和するデザインで
ハイポールで上から照らしている現場
ハイポールで高い位置から

そしてスポットライトのように樹木を照らすための「ガーデンアップライト」は、シンボルツリーや植栽の演出に適し、庭の樹木や壁面など特定の場所をライトアップしたい時におすすめです。樹形や高さによって、ライトアップの手法もさまざま。調光、調色ができるタイプで空間と光の調和を図ったり、壁面に樹影を映したりと、作りたい景観に応じてライトを選びましょう。

大きな植栽をライトアップしている様子
大きな植栽をライトアップ
桜を白っぽい光でライトアップしている様子
桜は白い光で美しく
住宅躯体にシャドーライティングしている様子
樹木の影を壁に投影

また低い植栽や草花を照らしたり、アプローチを華やかに演出するならガーデンライトの「パスライト」や「パススタンドライト」、「スプレッドライト」がおすすめ。デザイン性の高いタイプは空間に合わせて取り入れることが大切です。間接光タイプは光が主役となるので、おしゃれで落ち着いた雰囲気を作るには最適。玄関や表札付近、デッキの上部などにも設置でき、空間の演出にも活躍します。

パスライトでアプローチを照らしている様子
パスライトでアプローチを華やかに
スプレッドライトの間接光で足元を照らしている様子
間接光で草花を魅せる
パススタンドライトで足元を照らしている様子
足元の空間づくりの光に

他にも、ガーランドライトやマリンライト、ラタンライトなど、デザイン性の高いガーデンライト「デコレーションライト」もあります。

マリンライトの施工例
マリンライトでノスタルジックに
ラタンライトの施工例
ラタンライトで落ち着きを演出
ガーランドライトの施工例
ガーランドライトで楽しさを

このように、ひとくちにガーデンライトと言ってもいろんな形状があります。どんな空間を演出したいのか、ガーデンテイストに合わせて使い分けてください。

ガーデンライトの電源はどうする?


「ガーデンライトを取り入れたい」となった時、直面するのが電源問題。どうやって電源を確保するのか、その方法はいくつかあります。

その1つが、タカショーデジテックの推奨している「ローボルト電源」。一般住宅などの小規模向きの12Vローボルト®システムと、大規模に対応する施設向けの24Vローボルト®システムを使い分けることで、幅広い現場にガーデンライトを導入できます。
そのメリットは何より安全にライティングの施工ができる点。電気資格や専用工具がなくても施工でき、庭の成長に合わせて柔軟な対応が可能です。ローボルトに変換するトランスには安全回路が組み込まれているので、ブレーカーが落ちてお家の電気まで影響を与えてしまう心配もありません。また、24Vローボルト®システムを大規模の現場の施工に用いることで、12Vローボルト®システムよりも電圧降下を小さくし、渡り配線もできるためスッキリとした配線計画が立てられます。それだけでなく、24Vローボルト®システムも電気工事を依頼する必要がないので、大きな現場でも時間とコストを削減できます。

電気工事資格が要らないことを表すイラスト
電気工事資格が不要
ブレーカーが落ちなくて安心なことを表すイラスト
ブレーカーも落ちない
時間とコストを削減できることを表すイラスト
時間とコストを削減

そして電気代が一切かからず、暗くなると自動点灯する「ソーラー電源」は、メリット、デメリットが大きく分かれます。中でも最大のメリットはなんといっても電気代がかからないこと。さらに電源コードがないので設置場所がある程度自由で、LEDタイプが多いため長寿命も特徴です。その半面で、曇りや雨の日など天気の悪い日や充電が不十分な時は充電できずせっかくのガーデンライトが点灯しなかったり、そもそも太陽の光が当たらない場所には設置自体ができません。また充電池の寿命があるため、定期的に買い替えが必要になってきます。

ソーラーガーデンシステムを取り入れた施工例の昼の様子
ソーラー電源で充電している様子
ソーラーガーデンシステムを取り入れた施工例の夜の様子
ソーラー電源で照明を
点灯させている様子
日当たりの良いところでソーラーパネルを充電している様子
日当たりの良いところでの
充電が必要

そして100Vの「通常電源」は、上記の他の電源と比べると消費電力が高い照明器具に適しており、光量が必要な現場などに明るい照明器具を取り付けるときに用います。天候にも左右されず、電池交換も不要ですが、その分配線工事が必要で、電気工事士の資格が必須。配線が必要なため、設置場所が多少制限されることや、ランニングコストが多少かかることも考慮が必要です。とはいえ、広さを重視する現場のガーデンライトの演出にはこの電源がおすすめです。


このように、ガーデンライトを効果的に取り入れると、庭がまるで違った空間へと様変わりします。せっかく庭があるならば、夜の魅力もしっかりと伝える演出をしたいもの。そのためにも、ナイトシーンを美しく彩るガーデンライトを提案してはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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