どんな分野にもその道のプロがいますが、お庭やお家の外構をライトアップする「庭照明」の分野にもプロがいることはご存知ですか?タカショーグループでは、「庭照明」のプロを「ライティングマイスター」と称して、「照明」ひいては「光」の役割や重要性を学ぶことができる研修会などを行っています。今回は、そんな「ライティングマイスター」について紹介していきます。
庭照明のプロフェッショナル
「ライティングマイスター」
ライティングマイスターとは
冒頭でもご紹介したように、「ライティングマイスター」とは株式会社タカショーが主催する企業マイスター制度のことです。「そもそも『マイスター』ってなに?」と思われた方もいると思いますが、『マイスター』とはドイツ語で巨匠や達人を意味し、職人さんのように専門的な技術や知識を極めた人のことを『マイスター』と呼んでいます。タカショーグループでは、庭照明のプロフェッショナルとして「ライティングマイスター」を育成することで、お庭に必要な光を、より高度なテクニックとセンスでさまざまなお庭に取り入れていただけるようサポートしています。「ライティングマイスター」になられた方は、プロの庭照明の認定店としてWEBに掲載されるため、それらを施主様への販促にご活用いただけます。ほかにも、新商品が掲載された最新カタログや庭に役立つ情報がいち早くお手元に届きます。
ライティングマイスターが手掛けた現場
マイスターに聞いたライティングのポイント
グリーンステージ / 福井県
根谷 勇一さん
過去の光の施工例コンテストで複数回入賞経験があるだけでなく、第5回のコンテストではW受賞もされたマイスター
ライティングを提案するうえで心掛けていることは?
照明は予算の関係で最初に削られがちですが、ライティングは大きな喜びや癒しを与えてくれる部分なので、費用対効果以上の大きな満足感を得られることを施主様にお伝えしていますし、実際に「削らなくて本当によかった。ありがとう」と感謝の言葉を多くいただきます。また、住宅の照明は長く飽きずに見られることが大事だと思っているので、照明の基本を大事にシンプルなものに仕上げるようにしています。
根谷さんの施工例
サンガーデン / 愛知県
小向 正広さん
過去の光の施工例コンテストで入賞経験があり、戸建住宅に限らず商業施設のライティングなども数多く手がけられているマイスター
ライティングをするうえで意識されていることは?
照明は経験値がとても大事だと思います。思ったよりも明るかった、暗かったというのは少なからずあることだと思いますが、これは経験値で補うしかないと思います。周りの環境の灯りによっても選択する照明器具や設置する場所は変わります。現場での経験を財産に次に活かすということを大切にしています。また、行く先々、特に旅行先等ライティングがきれいなところではデザインの参考として見るようにしています。
小向さんの施工例
ライティングマイスターの研修で学べること
ライティングマイスターの研修では、屋外照明を夜の庭の価値を向上させるための手段として利用していただくために必要な知識やテクニックを学べます。主に6つのコンテンツを習得していただき、リアル会場での研修の場合は、研修の最後に認定テストを、オンライン研修ではキャプチャー終了時にミニテストを、最後には認定テストを受けていただき、それらに合格するとライティングマイスターとして認定される流れになっています。
①PROの庭照明のビジネス戦略
照明をエクステリア業界・造園業界でどのように活かしていけばよいかを解説します。
②照明の基本
照明の基礎的な知識に加え、照明の歴史、照明が人に与える心理効果をご紹介します。
③照明計画・プレゼンテーション
お客様に照明を提案するときの照明計画方法や、それらをプレゼンテーションするときのコツを解説します。
④ライティングテクニック
お庭のライティングに役立つライティングテクニックを、シーン別に32個ご紹介します。
⑤電気の基礎知識
照明器具を扱う上で「これだけは知っておいてほしい」電気の基礎知識をご紹介します。
⑥施工・メンテナンス
実際に照明器具を施工するときの施工方法や注意点を、実演を交え解説します。
どうすれば「ライティングマイスター」になれる?
「ライティングマイスター」になるためには、「エクステリア&ガーデンライティングマイスター制度研修会」を修了しなければいけません。制度が始まった当初はリアルでの研修会のみでしたが、2021年度よりオンラインでの研修も可能になりました(詳細は後ほど紹介)。
研修では、照明がお庭で果たす役割から始まり、照明や電気の基礎、ライティングテクニックや照明計画の方法、お客さまへの提案のためのポイントなど、エクステリア&ガーデンにおいて必要な知識を教則本と講義を通じて学べます。
また、ライティングマイスターに認定された後も、さらに応用的な内容の研修もフォローアップとして受けられるので、どんどんとスキルアップもしていただけます。
研修会以外にも、タカショーグループの自社展示会である「TGEF」では、ライティングマイスターの方々が手掛けた数々の光の現場をご応募いただいたモノの中から掲示し、来場いただいた方々に素敵な現場に投票していただく「光の施工例コンテスト」も行っております。
光の施工例コンテストの様子
ライティングマイスター HP ≫オンラインで「いつでも」「どこでも」
庭照明を学べる
前項目でも少し触れましたが、「ライティングマイスター」になるための「エクステリア&ガーデンライティングマイスター制度研修会」を、オンラインで受けられる「ライティングマイスターオンライン」が2021年度よりスタートしました。リアル会場で行われていた研修会の内容をオンラインでしっかりと学べるだけでなく、3つのメリットがあります。
ライティングマイスターオンラインの3つのメリット
①自分のペースで学べる
研修のためにまとまった時間が取れなくても、自分の好きなタイミング・ペースで受講できます。またリアル開催だとお近くの地域での開催を待つ必要がありましたが、オンラインだと受講する場所も関係ありません。また、わからない部分や聞き逃した部分があっても、講習の動画を繰り返し視聴出来るので安心です。
②社内研修や共有として学べる
オンラインでの受講なので、会社や新人の研修の教材としても活用していただけます。また、リアル会場での受講は個人個人での講習費用が必要でしたが、オンラインでは団体で受講していただく会社等には団体割引が適用され、リーズナブルに受講していただけます。
③どこでも学べる
オンラインでの受講はネットさえあれば場所を選ばず、どこでも学べます。もちろんスマホにも対応しているので、お仕事中のちょっとした空き時間でも。また、リアル会場まで移動する手間も省けます。
オンライン研修の満足度は96.9%!
すでに多くの方が受講してくださっている「ライティングマイスターオンライン」。その満足度はなんと96.9%!「参考になった」とご回答してくださっている方は以下のような理由をあげてくださっています。
「時間の融通が利き、実地型よりもむしろ気軽に参加できました」
「日を分けて自分の空いている時間で受講できる点が良かったです」
「難しい用語もわかりやすく解説して頂いたので、覚えやすかったです」
「独学だけでは分からなかったことが、オンラインで詳しく説明されていてよかったです」
「経験上でやってきたことで、いくつか誤っていたことに気づけました」
「照明の施工はプロが行うものと思い込んでいましたが、電気工事資格が無くてもできることがたくさんあると気づかされました」
どんどん広がるマイスターの輪
ここまでご紹介してきたライティングマイスター、2010年度から行っているリアルでの研修に始まり、オンライン研修も登場したことで、全国のより多くの方に受講していただきライティングマイスターの輪は広がり続けています。
「ライティングマイスターとは」でもご紹介したように、マイスターに認定された後にはプロの庭照明の認定店としてWEBに掲載されます。ライティングマイスターのWEBサイトでは、マイスターの施工例が数多く掲載されているだけでなく、ライティングができる施工店を探している施主さまが、ライティングマイスターの方々とつながりやすいような仕組みも取っています。
「やってみたいけど専門的でよくわからない」、「過去に失敗した経験があるから自信がない」、そんな方にぜひライティングマイスターになるために研修を受けていただきたいです。
お庭の照明を学び、施主様に提供できる“光”の価値の可能性を広げてみませんか?
\ DIGISPOT最新情報はこちら /
タカショーデジテックはLEDサイン、ライティング、イルミネーションの最新情報をお送りするメールマガジンを発行しています。