<DIGITEC ライティング NEWS 9月号> 庭照明のプロたちのこだわり作品特集

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DIGITEC NEWSをご覧いただきありがとうございます。

暦の上では秋分も過ぎ、心なしか日の入りも早まったように感じますが、皆さまはなにに秋の訪れを感じられていますでしょうか。

今回のメールマガジンでは、2024年9月2日に結果発表された「第14回光の施工例コンテスト」の受賞作品をご紹介するほか、受賞作品のようなライトアップをするためのテクニックがわかる関連記事などもご紹介いたします。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

第14回光の施工例コンテスト 受賞作品

第14回光の施工例コンテストの開催時の様子

タカショーグループでは、「光」「照明」の重要性を理解し、より高度なライティングテクニックとセンスの向上を目指す全国の庭照明のプロフェッショナルとして「ライティングマイスター」という企業マイスター制度を主催しています。

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そんなライティングマイスター認定店を対象に行っているのが、タカショーグループの自社展示会「タカショーガーデン&エクステリアフェア(TGEF)」内で開催された『光の施工例コンテスト』です。2024年で14回目となりましたが、ご応募いただいた作品の中から、一次選考を通過した150作品を社名をふせて展示し、展示会場にご来場されたお客様による投票により、グランプリ1点、準グランプリ2点、シリウスライティングオフィス・戸恒浩人氏の選考による特別賞1点、入賞21点の合計25点の受賞作品を決定しました。
今回は、グランプリ(1点)・準グランプリ(2点)・特別賞(1点)の計4点、それぞれの設計者や作品に投票した方のコメントなどをご紹介するほか、それぞれの作品のようなライトアップを行うためのテクニックをご紹介します。

グランプリ -水平ラインが整う、幻想的な空間-
会社名:株式会社グローヴアーツ 様(大阪府)

第14回光の施工例コンテスト グランプリを獲得した株式会社グローヴアーツ 様の現場①
第14回光の施工例コンテスト グランプリを獲得した株式会社グローヴアーツ 様の現場②

<設計者のコメント>

リビングからつながるデッキ空間に和の植栽や色味を取り入れ、ジャパンディスタイルでデザイン。特にベンチまわりは水平ラインをしっかりと出し、趣のある空間へ。 借景とも馴染む、別荘のような庭空間を創り出しました。

<投票者のコメント・一部抜粋>

水平ラインが主役となり、スッキリとしていて好印象。/和のしつらえのバランス、色温度、明度などが心地よく、美しい。/水平ラインがきれいで幻想的な雰囲気。住みたくなりました。/ライン照明の統一感、無駄のない最低限で魅せるライトアップが素晴らしい。/和の柔らかさと直線のバランスが良かった。

和風な空間をライトアップするときは、陰影をぼかすようなやわらかいライトアップが取り入れられることが多いですが、「和モダン」に仕上げたいときは少しだけメリハリをプラスするのがポイント!こちらの作品ではそのメリハリをライン状の光で表現されています。また、光を間接光で表現することで和の雰囲気らしいやさしさを残しつつ、高級感も演出されています。

こちらの現場のようなライトアップをしたい方にオススメ!

準グランプリ -水面を彩るライティング-
会社名:株式会社音葉造園 様(大阪府)

第14回光の施工例コンテスト 準グランプリを獲得した株式会社音葉造園 様の現場①
第14回光の施工例コンテスト 準グランプリを獲得した株式会社音葉造園 様の現場②

<設計者のコメント>

水面に映る樹影が一番美しく見える光の角度、光量の調整に力を入れました。 お客様のご要望通り高級リゾート感のある作庭に仕上がりました。

<投票者のコメント・一部抜粋>

陰影のバランスが◎、照明器具の照射方向の調整が上手く自然美を感じられる。/映り込みを生かそうとする狙いに好感。/水と光と緑の調和が素晴らしい。陰影のバランスに品があり魅力的。/植栽、水、建築物が光によって価値を増大させている。/やわらかい光。水面の反射が良く映っている。/水面に映る光が優しく、かつ非日常的な印象を感じた。

ウォーターガーデンの演出にはさまざまな方法がありますが、なかでもこちらの作品のように水面への映り込みを活かしたライトアップ(ミラーライティング)は、水面・水盤・植栽の光のバランスが取れていなければいけません。植栽のシャドーライティングと水盤のライトアップ、さらに水面への映り込み(ミラーライティング)、すべてが叶えられていますね。

こちらの現場のようなライトアップをしたい方にオススメ!

準グランプリ -山採りの植栽とライティングで絵画のようなエクステリア-
会社名:外部空間デザイン・グラン株式会社 様(大阪府)

第14回光の施工例コンテスト 準グランプリを獲得した外部空間デザイン・グラン株式会社 様の現場①
第14回光の施工例コンテスト 準グランプリを獲得した外部空間デザイン・グラン株式会社 様の現場②

<設計者のコメント>

高級住宅街の中でも一際目立つ大きな窓。今回のデザインではそこにフォーカスし、高木のアカマツを中心とする植栽や庭石を用いて和モダンの空間を創りだしました。ライティングは細部までこだわり計画しましたので、夕刻の空とのコントラストはまるで絵画のようです。

<投票者のコメント・一部抜粋>

植栽の照らし方が絵画のようで良かった。/樹木が際立っている。街を彩る感じもすごく良い。/照明が植栽を最大限に引き出していて見映えが良く、明るく暖かい空間に感じた。/樹木と光の演出がダイナミックで印象的。/建物と樹木を浮かび上がらせるような光が良い。/植栽と照明で豪華な外構になっている。

テーマにもある通り、山採りの植栽の立体感が活かされたライトアップが印象的なこちらの作品。庭石を用いながらも和に寄り過ぎない演出に仕上がっているのは、樹木に陰影ができるように照らされているからです。また、植栽のサイズそれぞれに合わせた適切な照明(明るさ・配光角など)を選ぶことで、より植栽を生き生きと見せることができます。

こちらの現場のようなライトアップをしたい方にオススメ!

戸恒浩人氏 特別賞 -お庭の6S(スクリーン・シェード・スポット・シルエット・ステージ・スマイル)-
会社名:パーチェフル/GRAZIE MILLE 様(滋賀県)

第14回光の施工例コンテスト 戸恒浩人氏 特別賞を獲得したパーチェフル/GRAZIE MILLE 様の現場①
第14回光の施工例コンテスト 戸恒浩人氏 特別賞を獲得したパーチェフル/GRAZIE MILLE 様の現場②

<設計者のコメント>

スクリーン・シェードにスポットをあて(スポットライト含む)、各所にシルエットを創り出し、光の舞台(ステージ)を演出しました。その舞台で楽しんで頂ける(スマイル)ように照明を設置しました。

<戸恒浩人氏のコメント>

今回は照明を楽しむという原点に戻り、「楽しくデザインする」ことができているかを優先して選びました。きれい・美しいという作品ではありませんが、ちょっと立ち寄ってみたい、楽しい人がいそうだなという楽しさがにじみ出ているところに惹かれました。

テラスの空間は多くの人にとってプライベートな時間を楽しむための場所ではないでしょうか。そんな空間に遊び心満点のスポットライトがたくさん取り入れられていることで、楽しさや日常にまぎれたちょっとした特別感が演出されています。このようにライトアップで遊び心をプラスすることで、他とは異なる個性を演出することができます!

こちらの現場のようなライトアップをしたい方にオススメ!

これらのほかにも21点の作品が入賞しています。入賞作品に関してはタカショーデジテックのニュース記事をご覧ください。

記事はこちら ≫

六本木アートナイト2024に協賛 『yomosugara』で毛利庭園をライトアップ

yomosugaraの六本木アートナイト出展イメージ

弊社は、9月27日~29日に開催される六本木アートナイト2024に協賛することをお知らせいたします。また、世界的なデザインスタジオTangent(所在地:英国ロンドン/東京 代表:吉本英樹)とコラボレーションした屋外照明ブランド『yomosugara(よもすがら)』で、期間中六本木ヒルズ内の毛利庭園をライトアップいたします。

yomosugaraオフィシャルページ ≫

六本木アートナイト2024の開催概要や会期、弊社とTangentのコラボレーションに関してなど、詳細については弊社ニュースリリースをご覧ください。

ニュースリリース ≫

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この記事を書いた人

CreativeLab.

『Creative Lab.』は、光を中心に屋外空間にイノベーションを起こすクリエイティブチームです。 デザインやアイデアで光の価値を創造するデザイン・企画チーム(AC)と、技術・開発で光の価値を創造する設計開発チーム(DC)で構成されています。 AC / DCで連携を取り、あらゆる屋外空間に合う光や価値を考え、新しくてワクワクする提案を行っています。

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