市民図書館の計画において「屋外イベントを行うことを考え、照明器具と電気の供給口が欲しいが、ランドスケープもスッキリと見せたい」とのご相談をいただき、〝コンセント付ハイポールライト〟を開発しました。
ポールに扉を設け、内部にはコンセントを設けながらも極力細くし、また、広範囲を照らせるように角度調整が出来る3灯の灯具を取り付け、機能面を実現しながらスッキリとした印象のハイポールライトを製作しました。

国宝建造物として知られる白水阿弥陀堂。こちらの紅葉のライトアップイベントを手掛ける照明デザイン事務所様より、「夜の水面に光る蓮の花を設置したい」とのご相談をいただき、フローティングライトという水に浮かぶ照明を元に〝水に浮かぶ光る蓮の花〟を開発しました。

花弁をパンチングメタルで設計。浮力調整を行い、光源をカラーフィルタで囲むことで蓮の美しい色を再現、夜の水面に鮮やかな蓮の花を咲かせ、多くの方にライティングを楽しんでいただけました。

和歌山マリーナシティ内のポルトヨーロッパで開催された光のフェスティバル〝本当のクリスマスに出会える場所 フェスタ・ルーチェ〟のフォトスポット演出のため、特注照明を開発しました。

通常は樹木などを照らすために使われるスポットライトに特注のスヌートとカラーレンズを取り付け、フォトスポットの背景となる壁にカラフルな三角形の光を映し出しました。

かつては和歌山城の外堀として町の人々に親しまれていた市堀川ですが、現在はビルが立ち並び人々の関心が薄まっていたため「光で水辺に親しみを持ってもらえるような演出を行いたい」との要望を元に、照明計画を行いました。

市堀川に架かっている3つの橋にはそれぞれの特徴を活かした照明デザインとし、その周辺の護岸には3つの橋をつなぐように光を入れ、終着点となる桜並木には美しく水面に映るようなライティングを行うことで、市堀川周辺ににぎわいを与えました。

年間100万人が訪れるという道の駅「しらとりの郷」。こちらに併設するアジサイの名所として知られる公園を「夜間も周遊でき、もっと地域の方にも愛される道の駅にしたい」とのご相談をいただき、照明計画を行いました。

各エリアにアジサイが点在していることから、周遊しながら違った表情のアジサイが楽しめるよう、点の光やラインの光など陰影をつけたさまざまな演出を盛り込みました。
また、歩道はリズミカルな光で遊び心を加えながらも安心して周遊できるよう明るさを確保し、アジサイとともに植えられている桜の木も1本1本丁寧にライトアップすることで、全体的に園内全体を周遊して楽しめる照明演出を行いました。

豊かな自然環境の中で、農村と都市住民が交流する場として設けられた大呂自然休養村センターのランドスケープの計画に於いて、「夜間の宿泊部屋や宴会場からの眺めと外で過ごせる為のライティング」とのご依頼をいただき、照明計画を行いました。

そこで、奥行きが感じられるよう、各宿泊部屋のデッキエリアの壁を照らし、空間の明るさを確保しながら、リズム感を演出。樹木を強めのアップライトでライティングを行い、広がりのあるライティングを計画しました。