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「地方銀行公務部長会」にて、当社代表の古澤が「地方創生」をテーマに講演

7月10日、全国の地方銀行における公務担当部署が組織する研修会「地方銀行公務部長会」が都内にて開催され、ゲスト講演者として当社代表の古澤をお招きいただきました。
「地方銀行公務部長会」では、地方自治体や公的機関などへの金融サービスや支援を担い、近年はとくに地方創生に力を入れている各地方銀行の担当部門が、持ち回りで講演会を開催しています。今回は、和歌山県の紀陽銀行さんが幹事となり、「光によるまちづくり」に取り組む当社へお声かけくださいました。
当日の参加者は約40名。「地方創生の新潮流:光とローカルイニシアティブ」というタイトルで、約1時間半の講演を行いました。

講演内容

講演では、冒頭で当社の事業概要や成長戦略について説明した後に、「暗いところに光を灯す」という当社の経営理念のもと、ライトアップ、イルミネーションなどの“光”を切り口とした実践的な地方創生のあり方についてお話ししました。講演内容の一部を紹介します。

「光・エサ・蜜」でオフシーズンをオンシーズンへ

地方の観光地が抱える「夜間のコンテンツ不足」や「冬期の客足減」という課題に対し、イルミネーションを活用した解決策を提示しました。
10年前に和歌山マリーナシティでスタートした「フェスタ・ルーチェ」を契機に、JR和歌山駅〜和歌山城~南海和歌山市駅のメインストリートを光でつなぐ「けやきライトパレード」など、光で賑わいをつくるプロジェクトに次々とチャレンジ。 ここで重要なのは、単にイルミネーションを飾るだけでなく、「光(明るさ)」「エサ(グルメ)」「蜜(イベント・遊び)」の3要素を掛け合わせることです。
これに行政・地元企業・店舗・住民が主体的に参加する様々な施策を展開することで、「点から線、そして面(地域全体)」へと経済効果を波及させ、観光・宿泊・飲食までを巻き込んだ、特に夜間のローカル経済の循環(ナイトタイムエコノミー)を創出できたことを解説しました。

全国の地域で再現可能な「フェスタ・ルーチェ」モデル

「フェスタ・ルーチェ」の成功は、和歌山に限られたものではありません。 すでに栃木、青森、新潟、島根、愛媛など、全国各地の特性や自然と融合させた形で横展開し、それぞれの地域で着実な成果を上げています。地元の自治体や協力企業、金融機関等と連携しながら、その土地ならではの魅力を光で最大化する「全国展開モデル」であることを伝えました。

これからの地方創生に必要な「デザイン経営」と「無形資産」

講演の後半で、これからのローカルビジネスにおける「デザイン経営」と「無形資産価値」の重要性を強調しました。

デザイン経営:企業の意思決定の根底にある信念(ライフスタンス)を、事業やデザインを通じて可視化し、地域や顧客の「共感」を呼ぶ経営。
無形資産価値:決算書には載らない「地域の信頼」「愛着」「コミュニティのつながり」といった、目に見えない資産。

これらを育てることこそが、一時的なイベントで終わらせない持続可能なまちづくりの本質と考え、ここにつながる取り組みとして、トビタテ!留学JAPANの和歌山版である「わかやま海外留学応援プログラム」への支援や、「WIB」での起業家育成活動を事例に挙げました。

金融とローカルビジネスの連携に向けて

最後に、当社は本業を通じて社会課題を解決する「ゼブラ企業」として地域に向き合っている、というお話をさせていただきました。地方創生のハブである地方銀行と、当社のようにゼブラ経営を目指す企業が連携し、全国の地域に「見えない無形資産」という貯金を増やしながら、社会的インパクトを生み出す新たな取り組みを進めていくことで、地域における豊かな価値創出を推進できるのでは、と展望し、講演会を締めくくりました。

講演終了後は、「今回の講演内容を地元の課題に当てはめ、解決策を検討したい」、「地元の観光地での光の活用について、前向きに考えたい」「IB(イノベーションベース)の展開に関心があり、詳細を知りたい」といった声を多数いただきました。


今後もタカショーデジテックは、地方の課題解決に取り組む各地域の関係機関や事業者の皆さんと、ナレッジの共有や連携協力を積極的に行ってまいります。